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東急メディアコミュニケーションズ


ロマンの木曜日
 
4畳のスポーツ新聞
畳4枚分

最近、細かい文字を読むのが辛くなって来た。老眼か? いや、老眼は早くても40代から始まるというからまだ大丈夫だ。きっと「疲れ目」である。疲れているだけで老いてはいない。しかし、そう自分に言い聞かせたところで、細かい文字が読みづらい事に変わりはない。特に新聞。今年の春に読売新聞などが文字のサイズを大きくしているが、もっと大きくてもいいと思う。以前、大坪さんが「未来はここまで軽くなる&大きくなる」という記事で、2018年には今の文字の1.4倍くらいになっていると予想している。1.4倍はかなり大きい。でも、あと10年経ったら僕は確実に老眼になっていると思う。1.4倍でも辛いかもしれない。いっその事、1面が1畳分くらいあってもいいんじゃないだろうか。

作ってみよう。

(text by 住 正徳



拡大率は2.16倍

まずは台紙となる大きな紙を用意した。横1メートル×縦2メートルの大きな紙だ。

これを1畳分にカットする。1畳の大きさは、横が88センチで縦は176センチである(江戸間の場合)。


台紙を畳大(江戸間)に切り取る


これが1畳分。普通の新聞と比べてこんなに違う 2畳分を用意。両面使えば4畳分だ


この台紙の上に新聞を拡大して貼っていくのだが、新聞と畳では縦横比が違う。一般的な新聞紙の大きさは、横が40.6センチで縦は54.6センチ。横を畳大にする場合は拡大率が2.16倍で、縦を合わせようとすると3.22倍に拡大しないといけない。どちらに合わせるべきだろうか?

判断に迷うところであるが、僕に選択の余地はない。上で述べたように、台紙の横辺が1メートルしかないのだ。縦に合わせて拡大してしまうと横が足りなくなってしまう。横辺を畳サイズに合わせるしかない。拡大率は2.16倍。縦が58センチほど短い畳になってしまうが、現代の住宅事情を考慮するとちょうどいいサイズかもしれない。

スポーツ新聞を2.16倍に拡大コピーしていく。


新聞を216%に拡大コピー

事務所のコピー機はA3サイズまでしか対応していない。新聞の1面を一発で拡大コピー出来ないので、分割してコピーしていく。1面全体を拡大するのにA3用紙が15枚必要だった。


A3で出力

コピーされた紙には白い縁がついてしまうので、それをいちいち切り落とす必要がある。4面分のコピー用紙、全60枚の白い縁を切り落としていく。

思いのほか面倒臭い作業である。


白い縁を切り落とす

4面分のコピーが済んで白い縁を落としたら、ここから先は外での作業となる。うちの事務所には畳大の用紙を広げるスペースがないのだ。エレベーターホールで台紙の撮影をしていたら管理人さんに怒られてしまった。

外に出るしかない。




暑い中で辛い作業


外で作業

外は30度を超す真夏日だ。じっとしているだけでも汗が滲み出てくる。
何でこんな暑い中で作業をしないといけないのか。

管理人が憎い。

目の前に元のスポーツ新聞を置き、それを見本にコピー用紙を張り合わせていく。


見本通りに

スプレーノリで貼っていく


時折気持ちいい風が吹き、やっぱり外で作業するのも悪くないと思ったりするのだが、風が吹くとコピー用紙が飛んでいったりしてイライラしてしまう。きっちりとコピーしたつもりでも微妙にずれたりしているので、ピッタリと張り合わせるのが難しい。そして、何より外は暑い。

きっと管理人は涼しい管理室でゆったりしているに違いない。


難航する貼り合わせ作業

思いがけず隙間が空いてしまい事務所に戻ってコピーを取り直したり、公園の警備員さんから注意を受けたり、1面貼り終えるのに30分近くかかってしまった。すっかり汗だくだ。

コピーを取りに戻ったら、管理人はやっぱり管理室の中で涼しげに座っていた。


何故か隙間が

なんだかんだで4面完成させるのに3時間近くかかってしまった。もう夕刊が出る時間であるが、とにかく畳4枚分のスポーツ新聞が完成した。

次ページでご覧いただきたい。
特に、管理人に。


 

 
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