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ちしきの金曜日
 
お湯のすばらしさを見直す
水筒たくさん持ってるだけで人のガードを下げられます

好きなミュージシャンが神宮(球場)に行くときは、魔法瓶に湯豆腐を入れて持っていき、それをつまみにして外野席で酒を飲むと語っていた。

楽しそうだ。真夏でもない限り、ナイターは意外に冷える。そこに湯豆腐。すばらしい。

4年ほど前に河原でカップラーメンを食べたときも楽しかった。あのときはアウトドアコンロでお湯を沸かしたが、あれも魔法瓶でお湯を持っていけばよかったのだ。

お湯があるだけで世界は楽しくなるのではないか。お湯のすばらしさを再認識したい。(林 雄司


一生分の水筒を買う

お湯をコンパクトに持ち歩くには魔法瓶の水筒だ。

商店街の金物屋で勢いづいて3本も買ってしまった。1本1800円。家に帰って調べたらアマゾンより安かった。すごいぞ商店街。

記事のためではなく、本気で欲しくて買ったものなのでニフティあての領収書はもらってない。これは私物だ。僕が一生使うのだ。

0.8リットル入り。合計で2.4リットルのお湯を持ち運びできます

ビジネスシーンにおけるお湯

まずは仕事に持っていく。今日はニフティが運営しているイベントスペース、カルチャーカルチャーでの打ち合わせだ。ステージ上の機材セッティングが淡々と進んでいる。淡々としているというか、クールすぎかもしれない。


機材トラブルはつきものです

この冷たい状況を変えてもらうためにお湯を飲んでもらおう。お湯を飲むとどんな状況でもほっとしてしまうのだ。


一気に気が抜ける現場
問題は解決してないがまあいいかという気に

なんだこのネスカフェのCMのような表情は。別に頼んで表情を作ってもらったのではなく、お湯を飲んでもらっただけだ。なんの味もついていないお湯。白湯だ。

急いで飲めないのでそこで一呼吸あいてしまうのだ。それで気が抜ける。やがて胃がじんわりあたたかくなる。トラブルが未解決でも現場がおだやかに。

あなたの職場がギスギスしてたらお湯を飲むといい(ギスギスしすぎてるときはお湯掛け合ったりしないように注意)。お湯のすばらしさ再認識である。

 

アウトドアにおけるお湯

そして今回の主題、屋外でのお湯の効用である。お湯があればなんとかなる。それを実証したい。


お湯があるだけで公園がパラダイスに

まずアウトドアでのお湯の使い道。お湯割りだ。

先日、家でお湯割りを飲んでいたとき、いたずらに焼酎を入れずにお湯だけ飲んでみたらうまかったのだ。焼酎が好きだと思っていたのだが、もしかしたら僕が好きだったのはお湯のほうかもしれない。意外だ。

しかし今回試すのはお湯割りである。説明とやってることが違うじゃん。うん、いま僕もそう思ったところだ。でもどっちも好きだということでご了解願いたい。


霧島のお湯割り
一見、ピクニックのようだがまさかお湯わりとは思うまい。

魔法瓶のお湯はまだ熱湯だった。ほんとうに魔法っぽい。いつまでもお湯が熱いだけで魔法だなんて公正取引委員会に怒られるんじゃないかと思っていたが、これは魔法と呼んでいいレベルだ。

 

顔で分かる

外で飲むお湯割りはうまい。気持ちいいし、ビールのように悪酔いもしない。端から見ればピクニックだし、こりゃいいわいと思っていたのだが、お湯割りを飲んでいるときは酒を飲んでる顔(とコップの持ち方)になるので注意が必要だ。


お湯割りを飲んでるとき
白湯を飲んでるとき

注意が必要だ、ってそれは僕の個人的な癖かもしれない。お酒を飲むときにコップの口の上をもつのは。インターネットで人に伝えるべきことだろうか。

そんなことを考えると当記事の意味も危うくなるので気にせず次ページへ。お湯で調理しますよ。



 

 
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