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ちしきの金曜日
 
お湯のすばらしさを見直す

命名:お湯ベキュー

結論から言ってしまうとお湯だけでかなりの食事が作れてしまうのだ。バーベキューのように火をおこす手間もないし、後かたづけも簡単。飲むだけではなくて調理もできてしまうお湯はすごい。そんなお湯べキュー(お湯+バーベキューの意の造語)料理を紹介しよう。

じゃがりこにお湯を入れてマッシュポテト
湯豆腐(手前が取り皿、右はお湯割り)

じゃがりこにお湯を入れるとマッシュポテトになるのは有名だが、別に家でやる必要もないと思っていた。しかしお湯べキューには最適だ。ほどよくあたたかいポテトサラダがお湯割りのアテにちょうどいい。

そして冒頭でも紹介した湯豆腐。魔法瓶のコップ(フタ兼用です)に豆腐を入れて温める。

たーのしー♪
豆腐パックを分けるときに豆腐汁をこぼす

外で湯豆腐。これまでの記事で5本の指に入る楽しさだ。豆腐の汁を思わずこぼしてしまったが(まずい感じの場所に)そんな誤解をまねく写真も平気で載せるしさだ。

豆腐がもともと冷えていたせいもあり、表面はなまぬるく、なかは冷や奴というふたつの味が楽しめる状態になっていた。

うまいこと言った。


レトルトも温まる

レトルトの調理もできるかもしれない。あんまり暖まらなくてもおなか壊すこともないだろうし…、とさほど期待せずに魔法瓶に突っ込んでみたのだが!

レトルトのミネストローネを入れ、お湯を足します
ほっかほかに!(写真だと伝わらないので書き足しました)

レトルト食品も温められることが分かったのでカレーも可能である。ごはんがないのでレトルトのカレーだけを飲むことになるがこの開放感ならばさほど苦にはならないだろう(想像で書いてます)。

 

しゃぶしゃぶもできた

生肉にお湯をかければしゃぶしゃぶだ。僕のしゃぶしゃぶ初体験は人より遅く22歳だった。それから15年、河原でポットのお湯で肉を茹でる僕はかなりのアドバンテージを得たのではないだろうか。

注) 念のため生食してもいい肉を使いましょう

お湯は出すとすぐにさめるので、肉にかけました
肉の色が変わった!

やや(ほぼ)レア気味ではあるがしゃぶしゃぶだ。レア好みのかたにはぴったりのしゃぶしゃぶである。

注) お湯ベキューしゃぶしゃぶを行うかたは豚ではなく牛肉をお使いください。豚だと危険です。お湯ベキューは豪華に。

ちなみに180グラムのしゃぶしゃぶ用の肉を食べるのに800gのお湯が必要だった。200人にひとりぐらいはこの知識が役に立つ日が来るかもしれないので憶えておいてください。

お湯ベキューを堪能していると

目の前にハトが並んで僕を見てた。「あいつ河原でしゃぶしゃぶ食べてる!」
「風流!風流!」(←ハトのセリフです)

人類の大発明、お湯

飲んでよし、調理に使ってよしのお湯はすばらしい。僕がにらんだ通りである。今年の下半期のヒット商品番付に入るのではないか。

というのはもちろん冗談で書いているのだけれど、紀元以降に登場したものすべてを対象にしたヒットアイテムランキングがあったらお湯の上位入選は間違いないと思う。ほかは「鉄」とかかもしれない。

締めはやっぱり赤いきつね。



 
 
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