毛の生えたヒーロー、いるかなー?
ここの動物園では、決められた時間に小動物と触れ合えるコーナーがあり、子供たちに大人気だ。
敬して近寄らなかった私だったが、今日は彼らをもっと大人気にさせるべくやってきた。
何を考えているのかわからない瞳。動じない態度。キミこそヒーローにふさわしい。かっこいいモルモットに、変・身。
こいつがおとなしくてかわいいんだ・・・おっとなごんでいては、地球の平和が危ない!探さねば。
もっとかっこいい動物はいないか。あまり動かないのが助かるぞ。
小さめのマフラーを輪にして割り箸でつまみ、遠近を利用して撮るしかないのだ、当たり前だが。
そしてとうぜん奴らはおかまいなしに動く。キミらはかっこよくなりたくないのか。そしていいメスを勝ち取りたくないのか。
銅像などもかっこよくなるんじゃないかと、森へ分け入ってみると、いい像がたくさんあった。
本当にすいません。
でもいろいろ試してみた結果、やっぱり赤いマフラーをなびかせると皆かっこよくなる、という結論を出してもいいのではないかと思う。100年後にこの企画をやったとしても、たぶん同じ結果になるのではないだろうか。
次回は「マントを羽織ると皆、悪の黒幕になる」実験をやってみたいと思います。