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ロマンの木曜日
 
地下500mの発電所

発電所内部に潜入

職員の方に先導され、私たちは発電所に足を踏み入れた。

この日は土曜日、つまりは休日だ。この発電所内で働いている職員の方も休みらしく、内部の電灯は消されていた(発電自体は別の場所から遠隔管理されているので無人でも問題ないらしい)。


人がいない発電所内は真っ暗…… と思っていたら、明かりが付いた

発電所内部は思ったよりも天井が高く、広かった。床と壁はサイバーチックな雰囲気を漂わせているが、ふと上を見上げると地下施設ならではのゴツゴツとした壁面が見える。そのギャップが面白い。

ちなみに、壁から出ているお灸のような突起物は、壁面の強度を増すためのPSアンカーボルトというもの。この発電所内部には5000本ものアンカーボルトが打ち込まれており、大震災級の地震にも耐えられる強度をもっているそうだ。


想像以上に広い、地下500mの発電所内部
手前の赤い円柱と奥の白い物体、これら二つが発電機
振り返るとこんな感じ

今現在、この発電所には二基の発電機が稼動している。この二基は片方が赤色の円柱、もう片方が白くて角ばった形とまったく外観が異なるものであるが、これはそれぞれ日立製、三菱製とメーカーが異なるためらしい。将来的には四基に増やされるようで、残りの二基は東芝製になるそうだ。


パイプもデカい さらに下の階へと向かうとこんな感じ。あぁバルブを回したい
発電機本体(さっきの赤い円柱の真下) 回転する水車部分。残念ながらこの時は稼動していなかった

いやはや、なかなか凄いものだ。

一番上の階は広くて開放的。床がテカテカ光っていたり、巨大パイプが並んでいたりと近未来的ながら、実際に発電機が回される下の階は、何か良く分からない配管がごちゃごちゃ張り巡らされ、いかにも機関室というような雰囲気。

発電機本体もまた機械的ながら宇宙船っぽくもあって素敵だ。特に水を受けて回る水車の部分が格好良い。実際に回っているのが見られなかったのが残念だ。また来よう。

新しい発電所というのもいいものですな

私は以前、この葛野川発電所と同じ大月市にある明治時代に作られた八ツ沢発電所を見学したが(→参照)、そちらの発電設備は確かに明治期のものらしくどこかレトロな雰囲気があった。

そちらに比べ、現代技術の結晶とも言えるこの発電所は、発電機からパイプにいたるまでいちいち近未来的。

かと思えば、入り口のトンネルのように無骨で飾りっ気もない一面も持ち合わせていたりして、なんとも飽きない刺激的な発電所だった。

参考:TEPCO 葛野川PR館

ここは冬暖かく、夏は涼しい快適な職場だということ

 
 
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