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ロマンの木曜日
 
遠くまで乗り過ごしたい

さまざまな雑誌があるんだ

女性向けの雑誌とひとくくりに言っても、いろんなジャンル、いろんな年齢向けに細分化されているようだ。
雑誌をパラパラとめくってみると、何となくだがその辺も推測がつく。
もちろんおまけも雑誌の内容に準じているようだ。

 

■SAKURA

「ハッピーファミリーのためのママ&キッズファッションマガジン」と副題がついたこの本は、その名の通りに若いお母さん向けの雑誌のようだ。
そのため、付録も赤ちゃん向けなのだろうか、ハートの目がついたキーホルダーである。
あまり実用的なものではないが、かわいらしい付録だ。

 

   実用度:★★
   豪華度:★


 

■In Red

「大人の」とか「おしゃれな30代」などという文字が誌面に並んでいるので、きっとそういう雑誌なのだろう。
「10年後に後悔しない肌上げケア」という記事が興味をそそった。
付録はミニバッグだ。
一見豪華そうだが、いかにも「高そうに見えるように作ったおまけ」という感じだ。
ただ、バッグの素材が日光写真の紙が入っている袋みたいなので好感は持った。

   実用度:★★
   豪華度:★


 

■MAQUIA

化粧品の雑誌らしい。
いたるところに「うっとり」というフレーズが書かれている。
あと、とにかく「美白」。
肌を白くしたいのはなんとなくわかるとしても、「うっとり」ってなんだ。八兵衛か。そりゃうっかりだ。なんだそりゃ。
付録は巾着。
しかし付録にも「うっとり巾着ポーチ」と書いてある。
巾着にうっとりするなんてどうかしてるぞ、と思わざるを得ない。

   実用度:★★★
   豪華度:★


 

■non-no

この本は僕も知っている。
たぶんきっと、今ここを読んでいる人は全員知っているだろうというくらい有名な雑誌だ。
今までの雑誌よりは低い年齢層がターゲットのようだ。
なぜそう気づいたかというと、モデルの女の子が若いからだ。
若いということはすばらしいなと思った。
付録は「Hana Hanaポーチ」。
豪華ではないがかわいらしいし、使いやすそうだ。
デジカメのバッテリーを入れるのに便利そうだ。

   実用度:★★★
   豪華度:★


 

■spring

non-noよりもちょっとだけ上の年齢向けの雑誌なのだろうか、「大人ニキビ」とか「アンチエイジング」などの文字がちらほら。
携帯電話の最新機種を紹介したページがあって、そこは楽しく読んだ。auの新プラットフォームの話題なんかも書いてあるのにはびっくり。
それ以外の内容は、男の僕にはあまり楽しめなかった。雑誌としての特徴を感じなかったというべきだろうか。
でも、付録はすごい。
立派なトートバッグだ。
僕が持つとドンキホーテの袋みたいだが、なかなかかっこいい。

   実用度:★★★
   豪華度:★★


 

■Sweet

ざっくりしたイメージだが、これまでの雑誌より野蛮な感じがする。
野蛮というのはきっと何か別の表現があるのだろうとは思うが、でも僕はそう思った。non-noやspringよりも野蛮だ。
野蛮なかわいさといったところだろうか、よくわかんないけど。
で、パンツだ。
付録がパンツだ。
これにはコメントはない。
だってパンツなんだもん。

   実用度:★★★
   豪華度:★★


 

■NYLON

樹脂かよ。

 

と言いたくなるような名前の本だ。
内容も樹脂っぽいファッションだ。
この本を読んでいる人をナイロニスタというらしい。
感想は以上。
付録はジュエルリング30円みたいなのがついたゴムの髪留めだ。
実用的ではあるが、これを外で使う人はいるのだろうか。

   実用度:★★
   豪華度:★



 

■We[ハート]ANNA SUI

これは雑誌というよりもムックだが、女性ファッション誌売り場に置いてあったので買ってきた。
余談だが、札幌に菊水という地名があって、アナスイと聞くとその地名を思い出す。
穴と菊の違いだ。
こちらは付録がメインの化粧品カタログといったところだろうか。周辺がチャック式のカンペンケースみたいなのと、同じくチャック式の丸い小物入れが付録だ。
値段と付録の関係をいうとケチっぽいので避けてきたが、この本は1,365円だ。うーむ。

   実用度:★★
   豪華度:★★★


 

■ELLE

エル・ジャポンという本の存在は知っていたが初めて読んだ。
読んだというか見た。
この雑誌は普段着る服の紹介というのではないのかなというのが感想だ。
僕の中ではInRedやnon-noがCAR and DRIVERで、ELLEはカーグラフィックだと理解した。たぶんそれであってると思う。
付録はここにきて初の別冊。ブルガリブックだ。
ブルガリはヨーグルトじゃないという程度の知識しか持ち合わせていない僕としては、評価のしようがないが、豪華ではある。

   実用度:-
   豪華度:★★


 

■SPUR

史上最厚530ページ!と表紙に書いてある。
本の厚みに女性に対する訴求力があるとは知らなかった。
こちらはファッションのみならず、江國香織の小説が連載されていたりと読み物にも力を入れているようだ。
どうしてもどれか一冊読まなければならないとしたらこれがいい。もしくはnon-noか(若い女の子が目に良さそうだから)。
付録にも「とにかく大きい」とタイトルがついていて、この本の編集方針はサイズにこだわることなのだろうか。
シーバイクロエと書いてあるが、そういうメーカーなのだろうか。使い勝手もよさそうなので、僕はこれ、使います。

   実用度:★★★
   豪華度:★★


 

■ALBA ROSA

こちらもムックだ。
ムックだということをさしおいてもこの本はすごい。
ワンピースがついているのだ。
ワンピースって服だ。服が付録についているのだ。
しかし、ワンピースといっても丈が短めで、僕が着るとウルトラミニどころではなく、すべて丸出しになってしまうので、デニムのパンツなんかと組み合わせて着るのがベストだ。
しかも、このワンピースは生地は薄めだが付録特有のみすぼらしさもなく、充分普段使いができる。

   実用度:★★★
   豪華度:★★★


うれしくなる

これだけいろいろな付録を一度に手にすると、とてもうれしくなる。
男の僕でもうれしいのだから、女性ならもっとうれしいのだろう。
たしかにこれなら発行部数が増えるよな、と感心した。
できればいずれは男性誌にもこういう付録が当たり前になって欲しいと思う。

こんなにいっぱい揃った 



ちょっとおでかけ

まだ続きます

で、うれしくなったので、付録を身につけてお出かけしてみました。


 

 
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