固そうな名前
つい最近まで豊洲には石川島播磨の工場があって、港といえば鉄とか造船で「固い」というイメージがあったがいつのまにかどこもショッピングセンターになって変わった形のサンダルとか売ってる。
そんな時世にもハードな名前を掲げた場所がある。
右端、「鉄鋼ふ頭」と書いてある
なにしろ鉄鋼だ。変わった形のサンダルとは対極にある。さいごにぜひここも見ておきたい。これまでの経験でふ頭そのものには近寄れないことは分かっているのだが、鉄鋼の響きの魅力に負けた。
鉄の匂いや道路に油が落ちてるなんてことは全くなく、いかにも埋め立て地らしい平坦な土地だった。そして最後にコネタふたつ。
東京港湾福利厚生協会という港で働く人の福利厚生のための団体が運営しているコンビニはポートストアなのだ。うってるものも働いている人もサンクスと一緒だった。レシートにも「サンクス」と書いてあった。
本気の港が先にあった
鉄鋼ふ頭から自転車で10分も走るともうこんな景色である。浮かれてる。色の彩度が高い。
もともと本気の港があって、そこにあとから変わった形の建物が次々できたわけで、しかしどっちも歴史は浅いし、なにより住んでる人があんまりいなくて、ふ頭 or 観覧車という極端な選択肢しかないなんて、やっぱり変わった土地だと思う。
カルチャーカルチャーにぴったりですね。と書くと宣伝っぽいのでやめておこう(でも書いてる)。