落ちてない技術
キャッチボールやあてるだけのバッティング練習。選手による差こそあれ、みんなきれいなフォームで投げている。
後に聞いたところによると、落ちたと感じる能力は「走ることと投げること」で「バッティングなんかはまだまだみんな上手い」という。「上手くなろう、じゃなくて、下手にならないために練習してるんだからさ。」と取材前に和泉会長が笑っていた。
おじいちゃんたちがきれいなフォームで投げたり打ったりしてる姿は相当かっこいい。左利きのギターがかっこいいという話と似ているのだが、説明するのが面倒になってしまった。とにかくかっこいいんだ。
グラウンドからはパンパンとキャッチ音が聞こえてきて気持ちがいい。近距離での20球でしめて水補給に入る。
病院とグラウンドとの距離が近い
ベンチから携帯で「今日おねがいできますか?ちょっと痛めちゃって。」と病院の予約をとる選手もいる。オイース!と遅れてやってきた選手は「病院行ってたんだ、病院!大人の病院だよ!」と言ってみんなが笑っている。
「どうも!」の後に「体調どうですか?」と質問がある。胃カメラとかCTとか医療用語が聞こえてくる。もう少し聞いていると必ず笑い声が聞こえる。グラウンドと病院の距離が近い。けれどみんなそれを笑っている。こう付き合っていくのか、と単純にすごいと思った。 |