福井県勝山市、ここは雑誌「フォーブス」による「世界でもっとも綺麗な都市」ランキングでトップ9に、、アジア地区では1位になっているすごい都市だ。そんなすごい都市が、福井にあるなんて失礼ながらまったく知らなかった。
知らないついでに、ここ勝山は街の売りが「恐竜」なのだ。恐竜でまちおこし。綺麗な都市アジアNo.1が、恐竜いちおし。
なにがなんだかわからないがとにかく行ってみたら、街中に恐竜がいたのだった。そして、なんと「福井」と名の付く恐竜がいるのですよ。
(乙幡 啓子)
なにもかも恐竜に見える
工藤さんの既出記事「オバマになって小浜に行く」の福井取材に私も同行した格好になったわけだが、何も最終ページでモノマネをするためだけについていったわけではないのです。勝山に行くためだったのです。
小浜で1泊し、翌朝レンタカーを借りて勝山へ。東西に延びた福井の、ほぼ西端、京都よりに小浜はあるのだが、勝山市は正反対の東端。石川県と境を接する。福井は「斧」に形が似ているが、柄のお尻のほうに小浜があるとしたら、勝山は刃の上端部分にあたる。アメリカに例えればロスからニューヨーク、大田区に例えれば田園調布から羽田空港くらい離れている。電車だと3時間強、車でも2時間強の県内旅行だ。
行く前に調べた情報では、市内のどこでも恐竜フィーチャーな物件が見られる、らしい。車窓からも目を皿のようにして探すと、おお、道路が市内に突入するや、あるわあるわ、絶滅した大型爬虫類の姿のオブジェやイラストが、風情ある市街に溶け込んで。
以下、車窓から捕捉できた恐竜を駆け足でごらんください。
途中、えちぜん鉄道・勝山永平寺線の勝山駅に立ち寄ってみる。鉄道の玄関口では恐竜達にどう迎えられるのか。
まだまだ続くのです。車を止めて市内を散策。
あまりに恐竜を探しすぎたせいで、何を見ても「これは恐竜ではないか?」と考えるクセがついてしまったよ。
などと惑わされるためにここに来たのではない。恐竜の「福井」さんを探しに、ある場所にいかなくては。