■出ても心は休まらず
胎内めぐりから出られたー!」と喜ぶのはまだ早い。
出ていきなり、目の前にはトーテムポール風の何か。
すぐ左には布袋様らしき方。
そして奥にはインド風舞踊の方がいらっしゃる。
ジャンルのバラバラさに、戸惑いを隠せない。
ここは一応石手寺の境内ではなく、駐車場らしき空き地なのだが、それでもこのラインナップである。
そして左手に庭園らしき場所があったので、そちらにも足を伸ばすことにする。
というか庭園にもぽつりぽつりとありがたい像が置かれており、まだ冒険は続くのである。
庭園の入口には、閻魔(えんま)様らしき方が、門の上で鎮座して、こちらをジロリとにらんでいらっしゃる。
その閻魔様の看板には、「Welcome」。
しかもオシャレな字体で。
重厚なのかポップなのか、歓迎しているのかしていないのか、判断に苦しむ閻魔様である。
閻魔様の門をくぐると、数メートルおきに銅像が立っている。
しかも明らかに敵(銅像)のランクが上がってきており、ラストダンジョンが近いのを感じる。 |