母のおかげ物語　その3

「父と娘 vs 母」という強力なタッグではあったが、2人がかりでも母の強さにはなかなか太刀打ちできなかった。そこで学んだのが、表面だけは適当にきれいに取り繕うという戦法。

引き出しはもちろん、カバンやベッドの下にモノを詰めこみ、いちおうは片付いてるように見える。ついには押し入れが開かなくなり、母に見つかり発狂される。このくり返し戦法は長きに渡り、懲りずにいまだに凌ぎつつ現在に至る。

この鍛錬で、顔は洗わなくても化粧だけはする、下着は替えなくても洋服だけはいっちょまえに着るという、うわべだけの人間になってしまった。

すごい形相のデスクトップが……

みなさんからお寄せいただいた画像は、キレイ順（主観）に並べてあったのだ。つまり、これから以降はその中でもなかなかどうしてな見応えある珍画像揃いだ。中には放送禁止的画像もあるかもしれないが、ここは放送ではないのでたぶんいいと思う。

母のおかげ物語　最終章

ゴミ箱にゴミを捨てても叱り、玄関に土足を入っても怒っていた母のパワーはすっかり衰えた。今だにきれい好きではあるものの、他人への強制はなくなっていったようだ。むしろ、私と父の、極めた汚れライフに屈した、といってもいいだろう。勝った。

おかげで私は、家中どこでもゴミを捨て、忘れ物をしたときなどは部屋の中まで土足で入れるほど強く育ったのだ。

ラスト2枚で実証する

ご協力賜りました勇気あるみなさん、本当にどうもありがとうございました。