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フェティッシュの火曜日
 
どうでもよくなる距離
これぐらいから眺める


先日、研修にいったところ、大局的にものを見よ、という話を聞いた。目先の事象にこだわるのではなく、全体を俯瞰して判断せよということである。

日々の業務に追われ、近視眼的になっている僕としてはたしかにそうだと思わせる言葉である。

ビジネスにおいてもそれ以外にもおいても、この教訓は生かせるのではないか。

困ったら遠くから見ればいいのだ。(林 雄司

 



カメラがとらえたどうでもよくなる瞬間!

高いところに登ると人が小さく見えて、自分の悩みなんてちっぽけなものだとつぶやく。手垢がつきすぎた表現だが、遠くから見ることの効能を端的に表した表現ではある。

そこで、ちっぽけな悩みを用意した。

こちら、ちっぽけな悩みです

ミルクレープにするか、チョコミルクレープにするか。どっちを食べようか。もう若くない胃では両方食べるという解はない。どちらか選ばなければならぬ。

そこで俯瞰だ。

俯瞰してみてみよう。

土台部分に入ったラインから左がチョコであることがわかる

かろうじて左がチョコだ

どっちがどっちだかわからなくなった

ケーキなのかどうかも分からない

なんかもう、どうでもいいや

どうでもよくなった瞬間(横から)

約5メートルの高さでどっちでもよくなった。チョコでもチョコじゃなくてもいい。ケーキかどうかもわからないので、片方に豆板が乗っていたとしてもわからないだろう。豆板でもいい(好きだし)。

5メートル離れたら分からなくなってしまうようなことで僕は悩んでいたのだ。俯瞰は僕を楽にさせてくれる。徐々に地上から離れてゆく視点は臨死体験みたいだけど。

分かったこと:ケーキは5m離れるとなんでもよくなる

 

別のことが気になり始める

ただ、ケーキがどうでもよくなると同時にカメラが落ちたらどうしようという別の悩みがあらわれた。カメラは物干し竿の先にくくりつけてある。心配事の総和は一定量なのかもしれない。

ラフ&ワイルドな感じでくくりつけたカメラ

通り過ぎるひとの視線もやや気になる。デイリーの撮影はそんなことを気にするべきではないのだが、以前、この河原で素手でおでんを食べていたところ(「手食べナイト」用のスライド撮影)、半裸の男性がやってきて、

・そんなことをしてはだめだ
・視野を広げた方がいい
・旅に出ろ

とランボー(詩人のほう)みたいなことを言われたのだ。

あのランボーが来ないか気になる


そしていま記事を書きながら思うのは、西日が強すぎて最初からケーキの区別つかねえよ、ということである。冬の撮影は午前中に行うべきだ。

得たものは多い。

ケーキが大きくて結局もたれた



 

 
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