戦隊ヒーロー物に登場する戦闘員

戦隊ヒーロー物の元祖「秘密戦隊ゴレンジャー」から「太陽戦隊サンバルカン」まで、全5シリーズを対象に戦闘員を集めてみた。

それぞれのシリーズに登場する悪の軍団の特徴は次の表を参考にしていただきだい。

このような特徴を持つ悪の軍団の最下層に前出の戦闘員がいるのだ。戦隊ヒーロー物の特徴として、

・ヒーロー側は複数名いる
・最終的にロボット対決になる

などがあげられるが、そういう事とは関係なく戦闘員はやはりすぐにやられてしまうのだ。

ルパン三世における戦闘員

アニメの世界にも「すぐにやられちゃう人たち」がいる。映画「ルパン三世カリオストロの城」に登場する「カゲ」というキャラクターだ。カリオストロ公国の統治者、カリオストロ伯爵のもと戦闘員として仕えている。

また、銭形警部率いる機動隊もどちらかというと「すぐにやられちゃう人たち」に分類出来るだろう。

銭形「奴はとんでもないものを盗んでいきました」
クラリス「……」
銭形「あなたの心です」
クラリス「はいっ」
銭形「では、失礼します」

じいや「何と気持ちのいい連中だろう」

特に戦闘員の話とは関係ないが、銭形警部とクラリスによる名シーンを再現してみた。何度見ても泣けるからだ。

映画の中のすぐにやられちゃう人

これまでに紹介したのは昭和時代の「すぐにやられちゃう人たち」であった。古くさい話ばかりでうんざりだ、と退屈している人もいるかもしれない。そんな人のために、平成の「すぐにやられちゃう人たち」を紹介しよう。

映画「キル・ビル」に登場するカトー・マスクの連中だ。

主人公ザ・ブライドの復讐相手、オーレン・イシイ率いる私設軍隊クレイジー88の構成員たちである。

このマスクの元ネタはアメリカのTVドラマ「グレーン・ホーネット」に由来する。ブルース・リーが演じた日本人「カトー」が付けていたマスクと同じものをつけているのだ。

この「キルビル」でザ・ブライドが着用している黄色いトラックスーツもブルース・リーへのオマージュである。

そして、元ネタとなったブルース・リーの映画にも「すぐにやられちゃう人たち」が登場する。

映画「燃えよドラゴン」における「すぐにやられちゃう人たち」である。

悪い人、ハンの手下たちである。

この頃のブルース・リーの体はもの凄い。体脂肪率1％もないんじゃないか、と思えるほど引き締まっていて、その強さも尋常ではない。ハンの手下が束になってかかってもまったく太刀打ち出来ないのは当然である。

あ、また昭和時代に戻ってしまった。