けっきょくダンボール
この内臓にあわせてボディを作っていく。本当ならば、本物の寿司の折り詰めで作れたらいいのだろうが、今回は近所のコンビニからわけてもらったダンボールで進めよう。いっきにボロッちいたたずまいになりそうだが、なるべくきれいに、精度を高め やっていくことを誓います。
ここで忘れてはならないのは、私は自動車を作っているのではなく「酔っ払った折り詰め」を作っているのだということだ。せっかくの工作キットで「折り詰めカー」を作りたくもなるが、ここは我慢して「破綻」させていかなくてはならない。
破綻、そう、よたよたと動くように車輪を楕円形にし、ずらして取り付けてみる。
このままだとこのボディはビーグル犬のようにフガフガと、地面に頭をくっつけて進んでいってしまう。なので頭部にも簡単な車をつけようか。
お店をやりたくなった
次に、肝心の「寿司」的ルックスの演出だが、当初は街の持ち帰り寿司屋さんから実際に寿司を買って包装紙を拝借しよう、などと考えていた。
が、最近は折り詰めの上面しか覆わない包装が多く、寿司屋さんを1軒1軒回って「おたくの包装紙、折り詰め全体覆ってますか」と聞いてまわって、もしそうなら買う、みたいなことをする気にもならず、ならもう画像作って印刷すればいいじゃないか!と気づいた。
この「それっぽい」包装紙作りが、予想外に楽しい。
貼り終わってほぼ完成なわけだが、ここで動作確認をしておこう。できあがっていくのが面白くてついつい確認を後回しにしていたが、果たして。
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・・・。なんとなく予想していたことだが、どこかがアンバランスなためか、体がくるくる回ってしまった。「まあこういう酔っ払いもいるよね!」と言い張るのもありだが、いやナシだが、改善点がわかった。
前輪が、へたにストローで回転の遊びを多くしすぎたせいで、また1輪だけなせいで、不安定になってしまっていた。ここは回転をあきらめ、固定させたうえ左右に支え用のダミー車輪を1輪ずつ貼り付けることにする。
さて、やっと完成の日がやってきた(製作期間は2日だが)。