トリミング:卒業アルバムか
ふだんの原稿での写真は私の場合、縦横比は撮ったものそのままに、大きさは何段階かの幅で変えて使う。ふつうのサイズは320×240ピクセルだが大きく見せたいときは640×480、という具合に。
この紙原稿の場合、写真は文中に適当に貼り付けるだけにした。ほんと適当。よって自由な形にトリミングしてしまうことにする。
切り抜きながらぼやっと思った。これって原稿と言うよりあれだ、卒業アルバムのクラスページとか、家族の凝ったアルバム作りに近い。
どうせなら、動画も入れてしまおうか。紙で動画といえばあのメソッドだろう。
先生、執筆中
やっと文章作成にたどり着くわけだが、ここからがちょっと面倒だ。ふだんの原稿なら、写真との配置や文章の配分などはあとからいくらでも入れ替え可能なわけだが、「筆記具で書く」という動作がある以上、へたには動けない。
まずは鉛筆で下書きだ。そのあとでペンで清書。文豪のありがちなイメージ、「書き損じたら原稿用紙クシュクシュ、後ろにポイ」はもったいなくてできない。
だいたい、原稿用紙に何か書くなんて大学の卒業論文以来だ(私は当時ワープロでなくなぜか手書き提出)。どう書き始めるんだっけ。何マス空けるんだっけ。何もかもが茫漠としてわからない。
小中高大と、本当にずっと手書きでやれてきたのかと不思議に思う。手書き、超大変。子供ってすごいことしてたんだな。
しかし「縦書き」のせいか、スラスラと文が進む、気がする。いや、単に気のせいかもしれない。何といっても1枚400字だ。あっという間にページが埋まるのだ。パソコンで横書きで文字数かせごうとなると、書いても書いてもなかなか進まない感覚がある。
要所要所に写真を貼って、ペンで清書していく。
うーむ、できあがったものを見ると今までのめんどくささが一掃される思いがする。紙はやっぱり「ひとつのものを生み出したぞ」という達成感はあります。
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