エレベーターがすごい
二階にいくルートは階段とエレベーターがある。二階にいくのにわざわざエレベーターを使うのもどうかと思ったのだが、チケットを買ったときに受付の人が、「エレベーターにちょっとした仕掛けがしてありますので、ぜひご利用してください!」といっていたので、素直に従ってみることにした。
エレベーターに乗り込んでみたが、この時点では特におもしろい部分はない。
ちょっとドキドキしながら二階へいくスイッチを押す。そしてエレベーターが動き出したときに驚いた。
急に照明が落ちて、エレベーターの中が360度宇宙空間になったのだ。うう、息が苦しい。いやそれは気のせいか。
2階なのであっというまについてしまうがちょっと寂しい。無意味に3往復してしまった。
宇宙科学展示室へいこう
二階の宇宙科学展示室の入り口には、日本人宇宙飛行士達の写真や俳句、短歌などが張られている。なんで人は宇宙に行くと一句詠みたがるのだろう。
有名な「地球は青かった」っていうのも句っぽい気がしてきた。「この一歩は小さな一歩だが、我々人類にとっては大きな一歩である。」っていうのも。ちょっと字余りだけど。
ぼくも宇宙にいく機会があったら、なにかうまいことをいえるように準備しておかなくては。
宇宙船がいっぱい
宇宙科学展示室に入ると、薄暗い室内になにやらメカっぽいものがゴロゴロと置いてある。
ぼくは宇宙関係にはほとんど疎いのだが、展示物とあわせてそれがなにかを教えてくれるビデオ映像や資料が置かれているので、「おお!これがそうか!」と納得しながら見ることができてとても楽しい。
宇宙素人のぼくが見てもおもしろいのだから、アポロ11号の月面着陸をリアルタイムで見て熱くなった人なんかにとっては、さらに堪らない展示内容だろう。
最初に目に飛び込んできたのは、アメリカとしては初の有人飛行用宇宙船である“マーキュリー宇宙カプセル”だ。にわか仕込みの知識で解説してみた。
宇宙から帰還した本物の宇宙カプセル!
マーキュリー宇宙カプセルの横には、旧ソ連製のヴォストーク帰還用宇宙カプセルが置かれていた。なんとこのでっかいボーリング玉みたいな宇宙カプセルは、実際に宇宙までいって無事帰ってきた実物なのだ。
ロケットエンジンでドーンと飛んでいった宇宙船は、この宇宙カプセルだけがパラシュートで地球に戻ってくるのだという。
本物、やっぱりいい。
「本物と同じ素材!」といわれるよりも、やっぱり「本物そのもの!」のほうがグッとくる。
前に「人体の不思議展」にいったときに、「本物の人体」と「人体模型」で人々のリアクションが違っていたのと一緒か。
他にも魅力的な展示物がいっぱい
宇宙カプセル以外にも、私でも名前を知っているアポロ司令船やボイジャー惑星探査船のレプリカなどが置かれており、どれもこれもかっこいい。パーツの一つ一つがグッとくる。
宇宙飛行の歴史をもっと勉強してからこなかったことが悔やまれる。「これがあの○○か!」って感動したかったぜ。
宇宙科学ってすごいなあと心から思わせるような展示物のその先に、やはりそれはあった。
でたな、UFOコーナー。