長崎は川棚町にクジャク園というのがある。 先日そのホームページを見ていて、とある記述が気になった。
「アオ〜ン」「ヤオ〜ン」という哀調に満ちた泣き声が、人々の胸に忘れ難い印象を残します。 ― くじゃく園HPより
それって、一体、どんな泣き声なのか?! 今までクジャクには大して興味を持ってなかった私だが、これで一気に気になる存在になってしまった。というわけで見に行って来た。 (text by T・斎藤)
くじゃく全面プッシュの町、川棚(かわたな)町
くじゃく園がある川棚町は、町を上げてくじゃくを応援しているところだ。町に入るやいなや、あちらこちらでクジャクあしらったデザインが訪問者を歓迎する。
これがくじゃく園だ
くじゃく園は、大村湾に突き出た大崎半島にある。 風光明媚な景色の中、車を走らせ、ほどなく到着。 中は広大な公園になっている。入場無料。
車を停めて少し歩くと、巨大なドームが見えてきた。
ドームの中にクジャクがうじゃうじゃいた。 ホームページの説明によると、園全体で全部で450匹、そのうち400匹がこの中にいるという。
平和だ
クジャクはみんな、広々としたドームの中で平和に過ごしており、誰も哀愁漂う声で鳴いてなどいない。辺りは至って静かだった。
参考までに、ドームの前で拾った音声はこんな感じ。
小鳥がさえずるような音と雑音しか取れてない。 (デジカメのマイクで適当に拾った音なので、音質が悪くてすみません)
鳴かぬなら
「鳴かせてみましょう、クジャク。」 と秀吉公なら言うのかもしれない。 が、牽制するかのようにこんな注意書きがある。
秀吉路線で行ったつもりが、いつのまにか信長路線になってしまうというのだ。
がしかし、びっくりして頭打って死ぬ…って、 一体どんな頭の悪さなんだろう?
人間に例えるとこういう感じでだろうか。
想像しただけでもかなり間抜けだ。
が、しかし死んでしまわれては困るので 半ば諦め気味に、ひとまずここで持って来た弁当を開いて食べることにした。