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ロマンの木曜日
 
きっかけは、ポールダンス。フジテレビがやってきた

はじめてのロケハン

私は(カメラがまわっている時に笑うのガマンするの大変だなあー)と案じていたが、スタッフの方々が全員爆笑しているのでそんな心配は無用だった。

「緊張する」とビビっていた伊藤さんも伊藤さんで、ホームグラウンドで水をえた魚のようにはしゃぎまわっていた。

「土屋さんメインで……」などと言っていたスタッフの方々も、とちゅうから伊藤さんを追うことしか頭にないようだった。
どうぞどうぞ。想定内だ。


ポールからポールへ、蝶のように舞う伊藤さんを……
ドドドーと追いかけるみなさん

 

子ども、動物、伊藤さん

一般的に撮影対象でむずかしいのは子どもと動物だという。何をしだすかわからないからだ。その点においては、伊藤さんもまったく予測不可能な行動をおこすのでカメラマンの方はさぞかし大変だったと思う。


なにもかも絵になりますね

ディレクターの方はじめ、スタッフのみなさんの予習ぶりには頭が下がる。伊藤さんの出演している記事はほとんど読んでくださっていたようだ。私はそれに驚き感心したが、みなさんは予想以上の奇怪な動きに驚き、ある意味感心されたのではなかろうか。

収録後のウルトラQ

私の(背後で伊藤さんが動き回っていた)インタビューも終わり、ロケハンも終了、の声がかかったあと、すべり台のてっぺんからこちらを見つめる視線があった。伊藤さんだ。

そしてなんと名付ければいいのかさっぱりわからないウルトラ級のなぞの技を披露してくれた。いつのまにこんな技を……。


この日のために特訓していたのでは……?(でも放映はされなかった)



この髪でやればよかったのよ!
ほら、サマになるでしょう。見てみなさいよ
スタッフ持参の個人デジカメでツーショットを依頼される伊藤さんの笑顔はステキです

収録後

撮影後、家(伊藤家の)に戻るといきなり「なによーっ!アソビー!」と伊藤さんに罵倒された。なんのことかと思ったら、鏡に映った自分の髪型が気に入らなかったらしい。「どうして早く言って(指摘して)くれなかったのか」とご立腹のようで、かなり執拗にねちねちとしぼられた。どういう判断基準なのか、いまいちよくわからない。

 

周囲の反応は……

私の友人らは伊藤さんをはじめ、ネットを見るという習慣がまるでない(彼女は自分の記事をほとんど見たことがない)。テレビ出演は周囲の反応も楽しみのひとつだ。今回は伊藤さんがメインなので、私は罵詈雑言をさけることができた。

伊藤母)思いっきり三枚目じゃない。アソビが二枚目の線じゃない!お笑いで残念だったわ。
伊藤弟)やっぱりアソビが絡んでいたか。痩せろ!
おば)いつも あんな事してるんじゃないわよね?

長男)ご近所 他人 先生に言ってあるいてます。
次男)くだらねえ
三男)お母さんが二人いる!(ブラウン管の中と外の意味)

ご近所1)見たわよ!私もやろうかしら
ご近所2)見たわよ 凄い
ご近所3)ファンになりました。

そしてリポーターの方も興味津々だった伊藤さんのダンナさんは撮影前、「吉本からスカウトがきたらどうするんだ?……」と言っていたが、放送後の感想は「もうやめて」だった。ちなみに彼は、いたってマジメでスポーツマンの大手勤務の会社員。そんな彼に対して伊藤さんは「妻がテレビに出演しまして……って言って、会社でみんなで見ればいいじゃない!?」などと呑気なことを言っていたがはたしてどうなったのだろう。夫の心妻知らずとはこのことだ。寛大なダンナさんに感謝しなければならないだろう。伊藤さんも私も。

当の伊藤さんはというと、
「不思議な事に直接 見てたわよ と言われません 放送当日等は恐くて買い物に出られませんでしたが、きっと見ていた方もコメントのしようがないのかと 今感じています。」

怖がってる人があんなウルトラ級の技をいきなりするものだろうか。

 


前回に引きつづき、本当にポールダンスだったのかどうかはそんなことはもはや問題ではない。 まがりなりにもフジテレビさんでは「ポールダンス」と表記してくださっていたのだ。 ここまでやったのだ。

路上ポールダンスが、今後流行した暁には「私たちが先駆者です」と胸を張って言えると思う。伊藤さんだけど。

家では、子どもたちは知らんぷりでゲームに夢中になっていた。

頭にきたので今週末は試写会をする予定だ。

 
 
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