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ひらめきの月曜日
 
あんこのジャストな甘さ探し

小豆から、あんこへ

だいたいどこのレシピも、砂糖の分量は小豆と同量か、もしくは砂糖の方が少し多いくらいであった。

ってことは、今回用意した小豆は250gだから、300gほどの砂糖を入れれば通常のあんこが出来るわけだな。

でも、私はそれが甘いと言っている。


どれくらいがいいのやら。

250gの小豆を7等分すると、それぞれが約35gになる。そこへ42gから36、30、24、18、12、0と、徐々にグラム数を減らした砂糖を加えるわけだ。

ここまで数字を細かく刻めば、さすがに好みの甘さを見つけることが出来るだろう。


第一弾は、35gの小豆に対して42gの砂糖です。
砂糖が溶けて、かなりのツユダク状態に。

水分のない状態で火にかけて焦げないだろうか? と心配したが、ザラメが溶けると一気に汁がたっぷりの状態になった。これは面白い。

「おおー」と言いながら木ベラでこねる。粒が残ってた方が嬉しいクチなので、なるべく小豆を潰さないように気を付けながら、こね続けた。うん。この作業はかなり楽しい。私が小学生なら毎週やりたいくらいだ。


もう、すっかりあんこ。

これを、砂糖の分量を減らしながら7回繰り返す。いくら楽しい作業とはいえ、そのたびに鍋や木ベラをいちいち洗うのはさすがに面倒だし飽きる。

誰だ、7等分にすると決めたヤツは。私か。

そんなこんなの苦労の末、無事に7種類の甘さのあんこが出来上がった。


当たり前だが0gは豆がポロポロのまま、かたまるそぶりも見せず。ツヤもまるでない。

一刻も早く味わいたいところだが、今回は他の人の意見も聞いてみたい。やはり、こういうものは好きずきだろうし、なんせ一人で食べるにはあんこの量が多すぎる。

 

協力してもらいます

7種類のあんこを1〜7とナンバリングしたパックに詰め、向かった先は大森のニフティだ。

「あのー、デイリーの企画会議にあんこを持って行ってもいいですか」という事前の打診に「あんこ、楽しみにしてます」と林さんが快諾してくれたのだ。


会議室に持ち込まれたあんこたち

林「じゃ、会議の前に、あんこ食べましょう」
高瀬「え、もうですか」

なにやらドキドキしてきた。いよいよ甘さへのジャッジが下されるのだ。


あんこに並ぶライターの皆さん

 


 

 
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