警備員さんに教わった
次に訪れた時も、ロープウエイは動いていなかった。 残念である。 このまま何日も通うのは非効率過ぎるので、なにか情報がえら得れないかと、現場の警備員さんに聞いてみた。 それによると、このクレーンは工事の作業が開始される深夜1時頃によく動いているらしい。 なるほど、これは大きなヒントをもらった。 次回は深夜1時をめざして来てみよう。
動いていそうだ
警備員さんのアドバイス通り、この日は深夜1時に東京タワーにやってきた。 タワーのふもとに近づくと、いつもは暗がりのクレーンの付け根部分に明かりが灯っていて、中で作業している人がいるのが見えた。 多分クレーンを操縦する人だろう。 ついにロープウエイの動いている姿が見られそうだ。
エンジン音がとどろく
クレーンの操縦部分に近づくと、ロープの巻き取り部分からエンジンのようなの音が聞こえている。 間違いなくロープウエイは動いている。 あわてて三脚を構え、東京タワーの上のほうへ目をやるが、今のところ何も見えない。 しかし、地上では作業服姿の人たちがなにかの準備を始めている。 荷物を受けとる準備だろうか。