猫舌の苦悩
僕は物心ついたときにはすでに猫舌でした。要するに熱いものが苦手なわけで、そんで世の中の食べ物はだいたい熱いわけで、熱くないものと言ったらそうめんとざるそばくらいなもんなわけで、まぁつまり困っているわけです。
自分が猫舌なのわかってるし出てきた料理が熱いのもわかってるから、ぐちゃぐちゃにかき混ぜたりフーフーするなどしてそれなりに生きているんですが、それでもちょっとどうかしちゃってるよというくらい熱いものがたまにあったりして、目の前の料理以上にはらわたのほうが煮えくり返ることもしばしば。
特に腹立たしいのが味噌汁です。味噌汁は沸騰させると風味が飛んで美味しくなくなるんですが、だけど味噌汁は往々にして沸騰しがちなものらしく、食べる度に熱すぎて肝を冷やしています。
でも良く考えたら味噌汁が熱いのは当たり前なんじゃないかと最近思いまして、というのも、水は100℃で沸騰しますが塩水になると沸点が100℃より高くなりますよね?ということは、塩分が入っている味噌汁は、実は100℃よりも高い温度で沸騰してるんではないかと思うわけです。だとしたら、味噌汁が熱いのは当たり前で、じゃぁ一体何度で沸騰しているんだろうと、そこらへんを知っておこうと思い立ったわけです。
僕の体感だとたぶん500℃くらいで沸騰してますよ。 |