次はアップで
今度は、もっと近づいて石垣をよく見てみよう。
が、 「よし行けるかも!」 と思って上を見上げると、やっぱりこんな光景が広がっているのだった。
よく見ると、角(かど)から登る人が多いのか、角のところだけ建物が迫り出している。ぬぬぅ。
と、こんな感じであちこちの石垣を眺めては 「いける!」 とか 「いけない!」 などとイメージトレーニングしていたわけだが…。
かなり弱腰
実際の私は、下の写真くらいの石段でも 「けっこうやばいな」 などと思いながら昇り降りしていたのだった。 (雨で石が濡れていて滑りそうになる)
時代と共に変わる傾斜
こちらは「二様の石垣」と呼ばれる石垣。 傾斜の異なるふたつの石垣が並んでいる。
右側のゆるやかな傾斜のものが加藤清正の時代のもので、左側の急角度の方が細川時代のものだそうだ。 細川時代の方が石垣を積む技術が上がり、より急角度で石を積めるようになったからだとか。
たしかにこうして真横から見ると、なんだか加藤時代の方は簡単に登れそうな気がしてくる。
が、たぶんそれは罠で、いろんな角度から眺めてみると、 やっぱりやめといた方がいいかなぁ…というムードが押し寄せてくる。
悩ましいという点では、加藤時代の石垣が圧倒的だ。 ふらふらっ、と登っちまいそうになる。
注) 登らないでください。