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ロマンの木曜日
 
青信号の人になる

本物の信号機の下でためす

終電ちょっと前、駅からやや離れた信号には、それでもまだ人通りがあるようだった。


青信号の人とともに


目下の懸念点は、手元のUPSが数秒ごとに「ピーッ」と鳴り、通りに小さくひびくことだ。自分がコンセントにささっていないぞ、という警告音なのだが、当たり前だ、ここは外だ。

なお、向こうには交番がある。何事もありませんようにと、ぼくは心の中で念じた。

 

赤信号から青へ、そして渡りきる

そしていよいよ夢のコラボレーションのときは来たのだった。


信号は赤。自分も口にくわえた赤色LEDを光らせる。


そして信号は青に。合わせて自分もON!


順調に信号を渡り・・


青信号が点滅したら自分も点滅!


赤だ!急いで渡りきる。


改めてこの写真を見て、「青信号はじつは緑」という古来からのトラップにまんまとはまっていたことに気づく。でも、まあいいじゃないかとも思う。それ以前にそもそも何かが大きく間違っているような気もするからだ。

 

別の信号を動画で

さきほどとは違う信号を同様にしてわたり、その様子を録画してみた。

後半、青信号の点滅にあわせて自分も点滅しようとするが、うまくいかず慌てるところが主なみどころです(前半は早回しです)。


「青信号の人が歩道を渡る日」
マウスオンで再生ボタンが表示されます(音はでません)。

もう一歩だったけど、永遠に満足です

ほんとうは、青信号の人のように全身をこうこうと光らせたかった。そして色味もちゃんと緑色にして、ついでに赤色LEDも巻きつけて赤信号の人も再現したかった。今回はそのどれもが中途半端になってしまったのが大変残念だ。

しかし、収穫もある。室内の写真を見る限り、ぼくは青信号の人にはなれなかったものの、別の何かにはなれたようだ。今後はそちらの可能性をさぐっていきたい。

また、今回ほど外での撮影を心配したことも珍しかった。体を青白く発光させながら、手元には妙な機械がピーピー鳴っている男。完全にアウトである。青信号の人になりたい件に関しては今回でじゅうぶん満足しました。

 

 
 
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