額栗石 がっくり石は、大きな石がふたつ重なってできていて、上の石は一人でも動かせる事ができ、なんだかガックリガックリと音がするようなので、いつの頃からかガックリ石と言われるようになったそうだ。子供達が家の手伝いで牛のエサを取りに行ったり、畑に行ったりして石の上にあがって、石が動いたとか動かないとか言い合って、毎日のように時間を忘れ遊んだり、石と石の間にくぼみがありそこに雨水がたまったのを麦からすぼを使ってすいあげ、よく飲んだりしたようだ。 昭和18年頃陸軍の監視所と兵舎ができ、福岡県の甘木太刀洗の航空隊から、一ケ分隊12人位の兵隊さんが来て、其の任に当たっていたそうです。時にはガックリ石の上に乗って監視していたと言うことです。
説明文には、押せばガックリガックリ動くと書いてあったが、私が押した時は、そう簡単に動きそうな感じではなかった。
がっくり石の上に立って遠くを眺めた。 いい気分だった。
ちなみに、時々写っている私の写真は誰か同行者がいて撮ってもらったのではなく、三脚を立てて一人で撮ったもの。しかもこの三脚、重さが4キロ弱もあり荷物としてはかなり重かったのだが、“草を掻き分ける棒”としてそれなりに便利でもあった。
…で、帰りは再びあの藪を掻き分けて帰ったよ。