厚木・シロコロホルモン…。
豚の、やわらかい大腸のみを、割かずに脂身を適度に残してキレイに洗い、生から焼いて食べる、というものだそう(通常の肉屋さんでは、腸を割いてボイルしたものがほとんどなので、珍しい)。
脂身がぷりぷりで、白くてコロコロしてるので、名前は「シロコロ」。
厚木は養豚が盛んだったため、豚ホルモン屋さんがたくさんあったせいで、地元定番メニューになったのだという。
てなことを調べて、土曜日の4時、新宿に集合した私たち。
切符売り場で、
「ロマンスカー、乗っちゃいません? ウフフ」とニシさん。
「…乗るかあ。ウフフ」と私。
本厚木(厚木の繁華街は、厚木駅ではなく本厚木駅にある)までは、新宿から480円。特急券550円を足すと1030円。
プチ旅行気分のためなら、1030円は安い。
もちろん車内に、ビールとチューハイを持ち込んだ。
片道45分、半笑いで「肉」のことばかり考える、女二人。ウフフ。ウヒヒヒヒ。
…本厚木駅近辺には、徒歩圏内で、シロコロの食べられるお店が数件ある。
今回はその中でも、いちばん有名な老舗「酔笑苑」にしたのだが…。
5時過ぎに到着した時には、既に人が並んでいた。

「B1に出たから」というより、地元の方でいつも混んでいる、という雰囲気。
店内を覗くと、創業1965年、とプリントされたTシャツを、スタッフの皆さんが着ている。
店は古いが、店員は皆若い。女の子も多い。「いらっしゃいませーっ」と、声出しもバッチリだ。それもチェーン店のような形骸化した声出しじゃなくて、「活気ありまっせ!」という雰囲気ばりばり。なんだこの店、もう、みるからにいい雰囲気! いやあん。 |