越谷駅からバスで町外れへ
越谷は典型的な東京のベッドタウンで、市内にそれほど高い建造物はない。つまり、80mの展望台から見渡せない場所はないのだ。そういう意味で越谷の80mの展望台は東京の150mの展望台より高くて面白いのだ(断言)。
越谷市内で最も高い建物がこの80mの清掃工場の煙突である。清掃工場の煙突は周辺の環境のことを考慮して高いものを作ることが多いのだが、それを展望台として解放している場所はそう多くはない。
工場の煙突を展望台にしよう、と提案した人に感謝しつつ現場に向かった。
バスに揺られて15分。次第にひと目であれ、と分かる建物が見えてきた。
煙突は近くて遠い
建物が見えたので、案内にあった一駅手前の停留場で降りて歩くことにした。いい写真が撮れそうだったからである。
しかしすぐそばにある気がしたのになかなかたどり着かない。
すぐそばにある気がした煙突は、歩いても歩いても近づかず、代わりに近づくたびにどんどん高くなっているようだった。どうやら遠近感が狂っていたみたいだ。
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