競馬のことはよく知らないが、ディープインパクトという馬は知っている。きっと皆さんもご存知でしょう。昨年、野村沙知代なみにマスコミに騒がれ、日本中を沸かせた馬だ。
その有名馬が普通に放牧されてて普通に見ることが出来るという。そうなのだ、芸能人が牧場で放牧されることはあまり無いが、馬ならどんなに有名になっても放牧されてれば見ることが出来る。じゃあ見なきゃ。
そんなミーハー精神で見に行ってきました。
(text by 小柳健次郎)
馬の放牧地というと、黒岩五郎が住んでそうな、都心からとても遠い場所を思い浮かべる。
しかしディープインパクトが放牧されてる場所は新千歳空港から車で約30分と思いのほか都心部から近い。しかも空港から無料のシャトルバスの乗り継ぎでいけるので、飛行機で来てすぐ馬みて帰るという、日帰り馬見旅行もできる。
車があれば一直線に行くことが出来るが、免許を持ってないし旅情も感じたいのでシャトルバスで行くことにした。
事前に調べたところでは、まず空港からのシャトルバスで中継地へ行き、そこからまたシャトルバスに乗って、ディープインパクトのいる放牧地へ向かうルートだ。
なんて平然と書いてるが、いきなり最初のバスに乗り遅れそうになって焦った。空港の構造ぜんぜん分からないんだもの。
実は馬の放牧時間というのは短くて、10時から12時までの2時間しかない。なので10時発のこのバスを逃すとかなり致命的であった。(このシャトルバスは1時間毎)
バスは予想外に空いていて、客の入りは4、5割といったところ。9分の1が男性である。犬猫は女性に人気だが、馬は男性ファンが多いのか。
そんなことを考えながらバスはおよそ15分で中継場所に着いた。短い時間だったが朝から何も食べてなかったので酔った。
さらにバス
中継地であるノーザンホースパークに着くと(バスは無料だが入場料はとられる)今度はいよいよディープインパクトのいる放牧地行きのバスに乗っていく。
つまりこのバスに乗るということはディープインパクトを見に行く人たちである。その面々は男ばかり。若者グループとスーツの男性そして自分のだいたい10人ぐらい。
ついにディープが
空港から数十分とは思えない景色を通り、約15分ぐらいで目的地に着くとにわかに人だかりが見えた。