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ひらめきの月曜日
 
1万3,000円!(たぶん)日本で最も高いハンバーガーのお味は?

これが1,800円のアイスコーヒー
1,800円のコーヒーを飲みながら

ソファーはすごくふかふかだし、流れている音楽も心地いいし、みんなみんな最高なんだけど早く家に帰りたいな、とも思った。1,800円のアイスコーヒーが置かれたので写真に撮ろうと思ったらかなり暗いことに気づいた。

考えてみれば、高くておしゃれなレストランは、みんな暗い。僕のオンボロデジカメじゃ撮影できないかもしれない。1万3,000円払って取材が水の泡になったらどうしよう。

 

ハンバーガー登場だ!

これが13,450円のハンバーガー(WOWバーガーだ!)

これが本日のメイン、13,450円のハンバーガー。暗くて恐縮だが、具は和牛ハンバーグと、アボガドと、オニオンとトマトとなどが入っていた。

何から話せばよいのか。まずこれはハンバーガーではないかも、ということだ。というのは、ソースがたっぷりお肉にかかっているので下のパンまでソースが染みこんでいる。よって手で持つことができないのだ。そこでナイフとフォークを使って食べる(というよりたしなむ)ことになる。言葉通りの意味でファーストフードで、手軽に食べられることが大前提だとしたら、フォークとナイフで食べるこのWOWバーガーはハンバーガーとは呼べないだろう。 


ソースがたっぷりかかっているので下のバンズが濡れている。手で食べようがないハンバーガーだ。

価値をどこにおくか

例えばフォアグラがどさっと入っているとか、フカヒレが姿ごと入っているとか、そんなことはない。

確かにお肉は和牛の最高級のものを使っているのだろうが、バブル趣味のような高級食材をこれでもか、というぐらい使いました、という高級さではないので好感がもてた。逆に言えばここまで高くなくてもいいと思う。ソースがかなり本気の味がした。価値を賭けたとするなら、ソースに賭けたのだろう。『トリュフソース』ってぐらいだし。

和牛はとにかくおいしくて、これだけで味わいたいぐらいだった。しっかりとハンバーグ状になっているわけではないのでぽろぽろとすぐこぼれた。もはや手で食べられることをかたくなに拒否しているようだった。


本日の出費、16,775円也。

スタッフのかたが言うには、お客さんの評判はあまりよくないそうだ。「高すぎるのでは?」という意見が多いようだ。

でも、純粋なお客というより、ライターとしての評価になってしまうが、ハンバーガーひとつ食べるだけで、こんなにいろんなことが書けたからよしとたい。2度食べようとは思わないけど。

ごちそうさまでした。

次に食べる機会があるとしたら地球最後の日ですかね

家に帰って味を思い出すと今までに食べたどんなハンバーガーよりもおいしかった。あんなに上品かつジューシーなハンバーガーは食べたことがない。明日世界が滅びて、最後にハンバーガー一個しか食べられないとしたらもう一度食べたい、と思った。


 
 
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