福ちゃんはエンターテイメントショウだ!
そして1時間と30分は過ぎた。沈黙は破られた。腹も胸もはちきれそうだ。結局明細は不明で、例の貝盛りがいくらだったのかわからない。まああれだけ食って1人5000円は破格だろう。
それにしても私たちは何に追い立てられていたのか。やはりおばちゃんではないだろうか。プロだ、と思う。福ちゃんの第1ステージは歓声で幕をあけた。次に罵声が飛び、やがて沈黙のち達成感。
この超参加型エンターテイメントショウは、おばちゃんなしではありえなかったと言っても過言ではない。しかも彼女が「ちょうどいい量」と計ったあのメニューを、きっちり制限時間で食べきったのだ。
あのルールもうなずける、明細不明も納得の、パーフェクトなプロフェッショナル根性を福ちゃんにみた。 |