いきなりグラフやデータばかりで恐縮だが、以上がアンケート結果だ。ズボンの4つのポケット、そして参考のためカバンのポケットでもアンケートを取った。さて、これらのデータをどう扱うべきか。いきなり検索でここにたどり着いたかたはどこのリサーチ会社の調査結果だ?と思いそうですが、これはデイリーポータルZです、あしからず。
・冷遇される左後ろのポケット
さて、まずは利用度を見ていきたい。[図1][図2][図3][図4]で分かる通り、右前のポケットはほぼ利用されているのに対し、左後ろのポケットは半分以上が使われていない、という結果になった。工場でジーンズのポケットを作る人は、もし生地が不足しポケットを削減せねばいけない状態になった場合、まずは左後ろのポケットをなくす方向で考えてほしい。
・サイフはズボンに入れる場合、右後ろに入れる人が圧倒的に多い
また、ポケットの場所によって入れるものにも傾向がある。例えばサイフは右後ろのポケットに入れる人が圧倒的に多い([表1]参考)。これだけ票数に差が出ているということは、何らかの法則があるに違いない。前のポケットに入れるとしゃがむときに邪魔になる。そして、右ききの人がサイフをすっと取り出しやすい位置を考えると自然と右後ろに来るのだろう。
・携帯電話とウォークマンは左、それ以外は右に入れる人が多い。
右ききの人が多いので、全体的に右のポケットのほうが利用されているが、例外が2つある。それは携帯電話とウォークマンだ。これもうなずける。まずはウォークマン(ipod)だが、これはヘッドフォン(耳あて?)が右耳のほうが長く作られているので、自然と左側のポケットに落ち着く。一方の携帯電話だが、これは左手で携帯電話に出て、右手でメモを取る人が多いからではないか。もちろんこれは例の一部に過ぎず、例えば編集部の古賀さんは右後ろに携帯電話を入れている([写真1]参考)。
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