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フェティッシュの火曜日
 
東京駅はどこから浮かれているか

検証3:八重洲口がわ

最後は八重洲口側、浮かれエリアである。新幹線に乗る直前の昂揚感をあおるような工夫がこらされている。丸の内側のモノトーンと同じ駅とは思えないテンションである。

おみやげは東京や銀座といった地名を冠したものが多い。蒲田とか板橋といった地名はない。
危なく買いそうになったおつまみ弁当。仕事とはいえ出張はハレなのだ。
書店のいちばん目立つところに各地のガイドブックが並んでいた。見るだけでわくわくする。

キヨスクだって東京を主張。ジャイアンツの選手の顔が壁に十一面観音のように埋まっている。

柱の広告だってドールハウスになっていた。
東京限定のキットカットを買ってしまう僕

東京限定のキットカットが800円でみやげものとしては安かったので買ったのだが、5本入りだった。1本160円のキットカット! 旅行テンションじゃないと買わない値段である。仕事でただうろうろしていただけなのに人を浮かれさせてしまうこの東京駅マジック(注:キットカットは超うまかった)。

そのマジックはこの僕のポーズを見ても明らかである。浮かれガス吸いまくりである。


旅に出るわけでもないのにこのはしゃぎっぷり

まとめ・浮かれの分水嶺はここです

これまでのポイントをつなげて考えると、東京駅の浮かれと非・浮かれの境界線はほぼこのあたりになる。

新幹線で遠いところから帰ってきても山手線のホームに着くころには興奮が消えているのはこの線を越えたからだったのだ。

逆に、八重洲口に出るときには浮かれエリアを突っ切ることになるので浮き足立たないように気をつけたい。僕はただ八重洲に行きたいだけなのにうっかり浮かれて構内のユニクロで服を買ってしまったことがあります(まじで)。




 
 
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