ベビースターラーメンラーメンよ、再び
日常を下心のみで生活している私のこと、もちろんこのコンソメ発想には「下心」がないわけではなかった。
「これはネタにもなるな」
そう思ったことも事実だ。
だが、もうひとつ。ベビースターラーメンが好きで好きでたまらなかった小学生の私が発明したベビースターラーメンラーメン、あれを思い出していたのだ。
みなさんも経験があるかもしれない、あのベビースターラーメンの袋の中に、お湯を入れて食ったときの意外なおいしさ。量が増えたと錯覚するあの感動。
もちろん各学校、各時代ごとにその道の第一人者がいることだろう。私も極めた一人だ。
- けっして沸騰したばかりのお湯を入れてはならない
- 欲張ってお湯は袋の3分の1以上は入れてはならない
- そしてなによりも、入れたら速攻で食べる
あのときは、駄菓子屋のばあちゃんやヤマザキ(菓子屋)のおばちゃんの機嫌をとり、頼みこんでお湯を分けてもらわなければならなかった。私はそれも達者だった。
発明者でありお湯確保の達人、こんな私をだれもありがたがらなかったのはどういうわけだったのだろう。
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