■路上ライブを見てみた
さてここで、インディーズに注力しているミュージックショップ音楽処さんに紹介していただいた、ミュージシャン・高橋優さんの路上ライブを聞きに行ってきた。
行ってみると、高橋さんは準備の真っ最中。
場所は、ミュージシャンの集っている2丁目の真ん中という、なかなか良い位置。
スタートを待つお客さんもすでに数人かいて、安定した人気がある人のようだ。
ここでフトお客さんを見ると……ミニスカート!?
しかもナマ足!!
私はモコモコのロングのダウンを着て、靴下を2枚はいた上にごついブーツをはいているというのに、あなたはミニスカート。
おそるべし、北国の少女。
そお客さんの無防備さにおののいていると、ライブがスタート。
高橋さんは寒さを感じさせない熱唱ぶり。
周囲にもミュージシャンが大勢いて、あちこちから歌声が聞こえてくるような状態なのだが、なかなかの声量で、2丁目でも一番声を張っていたと思う。
私は他のお客さんに混ざったり、時に離れたりしながらライブを見ていた(ウロチョロしてすみません)。
年配の人や、観光客はチラッと視線を投げるだけだが、若者グループ、特に女性はよく足を止めてくれる確率が高かった。
ライブが終わる9時半ごろには、私はだいぶ寒さで参っていた。しかし最初から最後までピクリとも動かずに聞いているお客さんがいたのだ。
すごい、ミュージシャンもすごいが、お客さんもすごい。
北国の路上ライブで私が見たものは、寒くてもガマンして歌うミュージシャンの根性と、そしてお客さんの暖かい愛であった。
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