肉まんが身についた
ぶはー。
登山と肉まんというと行為と食べ物の組み合わせとしてはあまりポピュラーじゃないが、かなり合うんじゃないか。手軽だし、冷めてもわりといける。
山頂には平日の昼に意外にも先客が何人かいたが、肉まんを食べる私たちは自慢するような気分だった。
さて、高い肉まんのありがたみを体で感じるというのが今回 食べ比べに登山を引っ張り出してきた理由だったわけだが、これについて気づいたことがある。
登頂には当然時間がかかる。登る前に食べるのと、登頂したあとに食べるのとでは、時間差がかなりあるわけだ。
つまり、高い肉まんほど、食べるのが後回しになるのである。なかなか食べられないのだ。
手ごろな価格の肉まんを乗り越えなければ見えてこない高級な肉まん。積み重ねて得た高級肉まんは、鍛錬して身につけた能力のようだ。
山に登りながら徐々に高い肉まんを食べると、「肉まんが身につく」といえるのではないか。
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