山に登りながら肉まんを食べ比べる?
池袋から西武線で1時間強。西武秩父線の高麗駅にやってきた。今日はこの高麗駅から歩いてアプローチできる、多峯主山という標高271メートルの山に登ろうと思う。
大変な好天にめぐまれ、まさに登山日和だ。登山だと覚悟して厚手のブルゾンを着てきたが、きっと途中で脱ぐんだろう。
……まてまて。肉まんはどうした。
すっかり登山レポートになってしまっているが、今日の記事のメインはあくまでも肉まんの食べ比べなのだった。
肉まんの食べ比べなら自宅のコタツに座ってでもやればいいのに、なぜ私は清々しい山ろくの風を受けているのか。
これには訳がある。説明させてください。
最初に書いた通り、中村屋には価格帯別に4種類の肉まんがあり、今日はそれを食べ比べようと思う。が、私はやや味オンチの気があるのだ。4種類の価格差を正確に噛みしめ感じることができるかはなはだ不安だ。
味を感じるのが難しいなら、何か別の方法で、その価格の高さを感じることができないだろうか。
ピコーン!
そのとき思いついた。山に登りながら、肉まんを食べてはどうか、と。山頂へと登りながら、徐々に高額の肉まんを食べていくのである。
標高の高さとともに、肉まんの高さも体で感じられるのではと思ったのだ! |