もの凄いお腹が減ってきた
椅子に座ってちょっと首を伸ばし、前で食べているお客さんの頭越しに、次々と焼かれていくお好み焼きを覗き込む。うまそう。室内はソースの焦げるいい匂いでいっぱい。お腹がグーグーなる。
日生のお好み焼きは、広島風とも大阪風とも違って、まず生地とキャベツを混ぜたものを鉄板に広げ、そこに具材を乗せていき、上から生地をかけて、さらにそれを二回ひっくり返すのが流儀らしい。上から押しつぶさずに、フカフカに焼き上げる。
カキオコに使うカキはもちろんたっぷり。みっちゃんがむんずと掴んだプリプリのカキが、生地の上にデーンと盛られる。このカキが見るからに新鮮なのだ。 |