次に訪れたのは、佐世保の中心地から約10キロほど南下したところにある、「無窮洞」という名の防空壕。私が最初に検索して探そうとしたところだ。
ここは昔小学校と中学校があり、その生徒が500人がかりで2年かけて掘った防空壕がある。全校生徒600人が避難できる大きさらしい。
平成6年の水不足の時に一度貯水池にしてしまったのだが、平成14年に復活させ、見学できるようしたそうだ。
普段はカギがかけてあるのだが、すぐ近くにある市役所支所の人に頼むと開けて見学をさせてくれる。
「見学は何人ですか?」 と聞かれたが、 「一人です」 と答えても大丈夫だった。
中には広大な地下迷宮が広がっていた。 天井が高い。 これを小中学生が掘ったのか。
今の小中学生とポテンシャルが全然違う気がする。
掘る時は下から掘っていくと足場を組まないといけないため、天井から下に向って掘っていったんだそうだ。。
中では授業ができるように、石の教壇も作られ机も並べられていた。映画を見たりもしたんだそうだ。また、トイレやカマドもあり、中で生活ができることを目指していたという。
裏山に抜ける避難道、兼、通風孔もあった。 (危険なため入れなくしてある)
中は真っ暗だったのでフラッシュを焚いて撮ってみると…
急勾配の階段が、ひねりを加えて上に向ってのびていた。