世界3大顔面ジャケに挑む
カメラを見つつ場所決めたりと、意外と面倒な芝生ジャケマネに比べると、勢い&表情で作れそうな顔面ジャケマネ。ちなみに世界3大顔面ジャケとは
と、勝手に決めさせていただきます。アーティストは左からキングクリムゾン・クイーン・マドンナですね。このジャケを再現するために必要なのはただひとつ、
まずはロックを聴く者なら一度は顔マネする「クリムゾンキングの宮殿」。真っ赤に塗ってあの表情をすれば、知ってる人は「あぁ‥」といいそうだけど、「あの表情」が難しい。
そもそも元から目が細いのと鼻の穴をあそこまで広げるのは至難の技。それを強引にテープ張ったりしてみて何十枚撮りまくり、その中のベスト?はこの一枚。
うーん、これが精一杯か‥いや、どこまでいけば完璧なのか、完璧になった時自分の顔はどうなってしまうのか、とか考えるとコワイんですが。
続いてクイーン2。黒に浮かび出た4人の顔、これを一人でやってみたいと思いますよ。ということでジャケ上では照明で出来てる影の部分を黒のドーランで塗りつぶしていく。
塗って途中で気づいたのだけど、どうせ黒メインのジャケットを真似るのなら黒Tシャツ着ておけばよかった!画像加工する時便利だろうしなー。でも、一応背景を黒くするよう黒ジャージでも後ろに持って撮ろう、とやってる撮影風景はこんな感じ。
こんな孤独な闘いの末に完成した、『Queen2』風ジャケマネがこちら。
髪モッサモサの本物に比べると、足りませんねぇ‥って、足りないのはそれだけじゃない。光と影のバランスが悪い。ポーズもよく見たら指先とか離れてた。ツメが甘い!フレディに謝れ!俺。これじゃWe will rock youは歌えません。
では最後、マドンナの「エロティカ」。これはもうひたすら白塗り。ちなみに初の白塗りなもので、たちまちバカ殿に変貌していく自分に妙にテンションが上がっていく。
眉まで消してしまうと「公家の暴走族」って顔つきです。このまま
先の黒のドーランで再び眉毛を描いたり、唇を復帰させたりして‥完成したマドンナがこちら。
おぉ、3枚の中では一番マトモに見えるような‥ま、ほぼ顔をキャンバスに「描いた」状態ですが。それにしても、実際やってみると唇のポッテリ具合とかマネ出来ない部分も分かってくる。世界のカリスマとタメ張ろうってのがムリなんですよ!
音楽の憧れか。これも。
音楽でも映画でもいいんですが、何かファンになると「それ自体をやりたくなる人」と「見てるだけでいい人」に分かれますよね。CDを買って「音楽やりたい」「このジャケみたいな写真が撮りたい」て人はいそうですが、「ジャケの演者になりたい」ってのはいないよな、普通。
似てる度でいえばいずれも微妙、作り込みが甘かった反省点はありますが、好きなCDの曲を「弾く」とか「歌う」ではなく「ジャケになる」てのは新鮮で楽しいスよ。「ライブアット武道館」とかのジャケマネとかしたいねぇ。