森田さんによると、「じっとしている牛の方がまれ」とのことで、ほとんどの牛はウロウロ動きがち。
そのため撮影時には、まず人が牛の顔をしっかり保持して、他の人が数人がかりで牛の足を動かし、ポーズを決める。
が、しかし相手は牛。
人間が頼んだポーズをとりつづけてくれるはずもなく、牛が止まっている一瞬で撮影するという、高等なテクニックが必要なのである。
過去にこの写真1枚撮るのに、2日かかったこともあるという。
ちなみに現在では、数人がかりで牛を押さえて写真を撮り、あとで人間をフォトレタッチで消すという方法もあるらしい。
そして驚いたのが、乳牛でも「調教」が必要なのだそうだ。
暴れまわっていたのでは、共進会(牛のグランプリ)で上位にいけない。
乳牛はとにかくお乳がたくさん出ればいいものだと思っていたが、乳牛の世界は、予想以上に奥が深い。
そしていよいよ、ホルスタインにまつわる暗号(?)の解読方法を教えていただくことに。
■ホルスタイン情報を読み解く!
さて、私が気になってやまない、「HOLSTEIN」誌の読み方を教えていただいた。
まず、誌面の後半に載っている、雌牛の情報。
素人目には、カタカナと数字の羅列にしか見えないのだが…。 |