アシカショーで足止めを食らう
意気揚々とクラゲアイスを探しにいったはずが、今度は屋外のアシカショーに足止めを食らってしまいました。
アシカ、侮れません。毎日このステージで繰り返し演じられているであろう熟成されたネタの数々は必見です。案外こういうところに生きる上での大切なことは隠されているのだと思います。
ちなみにショータイムにはクラゲのアトラクションもあるらしいのですが、残念ながら我々が行ったときには終了していました。こんちくしょう。
ようやくクラゲアイスの登場です
アシカショーが万雷の拍手に包まれつつフィナーレを飾ったその時、ふと振り返れば「クラゲアイスクリーム」の看板が。売店にとけ込みすぎていて今まで気がつかなかった。
そうだ、クラゲアイスを食べに来たんだ。なんだかバニラ、抹茶、チョコレート、黒ごま、むらさきいも、あずき、枝豆、カシス、オレンジと種類がとても豊富。嬉しい誤算です。
ぼくバニラ!
ようやく食べます
クラゲアイス、見た目はいたって普通のアイスで、「触手がはみ出ている」とか「暗闇で怪しく光る」といったクラゲらしさはありません。海臭くもありません。
勇気を出して食べます。
うーん、前に自分で作ったクラゲスイーツみたいな海臭さはないな。普通に美味しいバニラアイスかな…あ、なんかコリっとした。このコリコリっとした歯ごたえは、おおクラゲだ。
クラゲアイス、アイスの原材料にクラゲがとけ込んであって、ほのかに海臭くて何となくしょっぱいアイスを想像していたのですが、クラッシュアーモンドのようにクラッシュクラゲが混ぜ込んでありました。
アイスからクラゲだけを取り出して囓ってみると、遠くの方で海の味がするような気がしますが、このツブツブがクラゲだとは、いわれなければ誰も気がつかないかもしれません。
やはりクラゲスイーツの極意は「素材の味を極力生かさないで歯ごたえだけ残す」ことにあるようです。
ちょっと物足りない感じがします
無事クラゲアイスを食べることが叶い、この旅の目的を達成できたのですが、生きているクラゲ達の展示に比べて、クラゲアイスはちょっとインパクトが弱く感じられます。もう一捻り欲しいところです。勝手な言い分ですが。
しかし、その感想は私達がこのクラゲ水族館、じゃなかった加茂水族館の奥深さに気がついていなかっただけだったのです。浅はかでした。
私が求めていたクラゲスイーツの本当の答えは、この売店ではなく、レストランにありました。
その名も、クラゲレストラン。