コンビニで新商品を探す
見たことない商品がわんさか。子供の頃に聞いた「あっちの公園には珍しい虫がたくさんいるらしいぜ」みたいな興奮を憶える。
そんなファーブルきどりで名古屋BBフェスタの帰り、静岡に一泊することにした。
駅でホテルを探していると、「XXXホテルは駅の向こう、XXXホテルはこっち。」と屋台のラーメンを食べている人が教えてくれた。静岡の人は親切だ。青春ドラマだとあのラーメン食べていた人が実は新しい職場の同僚だったりするのだが、当然そんなことはない。
なぜなら僕は静岡でコンビニとスーパーにしか行かないからだ。見たことない商品をどっさりゲットするのだ。
スーパーはもう閉まっているので明日にまわして、まずはコンビニだ。
どれがテスト販売か分からない
知らない街のコンビニってなんだかドキドキする。旅行とか外泊の昂揚感とセットで記憶されるからかもしれない…。
などと永六輔みたいなことを思って店内を歩いていると、困ったことに気がついた。見るものすべてが珍しいのだ。「お、これ見たことない」「これも知らない」。
新商品が多すぎて、どれがテスト販売なのかさっぱり分からないのだ。
専門誌によると、コンビニは年間に約2000種類の新商品を投入するという。はじめて見る商品があっても、どれが新商品でどれがテスト販売なのかわからない。
「見たことあるような気もするけど…」
悩んでいるうちに、はじめて見たものかどうかも分からなくなってきた。 |