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ちしきの金曜日
 
懐かしのお好み焼き屋めぐり in 長崎
 


ふだん長崎のローカル記事をよく書いてるおかげで、
懐かしい。
という感想メールを頂くことがけっこうある。
懐かしいと言うからにはもちろん、以前長崎に住んでいたという方々からだ。

そしてたいていの場合、感想の他に昔よく通った食べ物屋の思い出なども書いてあるのだが、そこでなぜか
長崎のお好み屋が懐かしいです。
というコメントが多いことに、ある時、気付いた。
それも同じ人が何度もそう書いているのではなく、ぜんぜん別の何人もが、お好み焼き屋について言及しているのである。

(text by T・斎藤



お好み焼き屋めぐりを

言われてみると、たしかに長崎には燻し銀的な、渋いお好み焼き屋をちらほら見かける。でもどうして長崎の思い出として、お好み焼きなんだろう?

そこで今回は、なぜか多くの人が懐かしんでいるお好み焼き屋の様子を見て回ることにした。


 

「商店」と書いてあるけど、お好み焼き一筋

最初に訪れたのは、三ツ幸商店というところ。
まずこの外観からして、たしかに
「おおおっ!」
と唸らされるものがある。

さっそく中に入ってみよう。


 

近い

入ると、目の前でいきなりおばちゃんが焼いている。
距離感がすごく近い。というか余分なスペースがまったくない。店内はカウンターのみ。で、椅子の後ろはすぐ扉。そしてその後ろはすぐ外。

まさに目の前で作られたものを、目の前で食べる。
感覚的には台所で食べるような斬新さがあった。


 

安い

そしてメニューが激安!
なんと一番安いお好み焼きは160円である。
いろいろ追加すると値段が上がっていく仕組みだが、それでもかなり安い。

ちなみに、「肉タマちゃん」と書いてあるのは、額に「肉」と書いたアザラシ(イメージ図)のことではない。肉と卵とちゃんぽん麺が追加されているという意味だ。


 

皿はない

皿はなく、鉄板の上で直接食べる。
そのすぐ近くでは、おばちゃんが別のお好み焼きを焼いている。

今回、何店かお好み焼き屋を巡ったが、どこも皿はなく、鉄板から直接取って食べていた。どうも、そういう文化らしい。

客のほとんどは常連のようで、なごやかムード。
バーのカウンターで常連客がマスターと会話しながら飲むような感じ。それのお好み焼き版。
常連になると、おばちゃんは顔を見ただけで注文内容がわかるようだ。学生さんが来た時、
19番やろ?焼いとくけん
と言っていた。あと女性客が多いのが意外な感じがした。

やがて私の分が焼きあがった。


before ソース
after ソース&マヨネーズ

 

マヨネーズを混ぜてぐちゃぐちゃな図
誰かが頼んでいた焼きそば。これもうまそう。

うめええええっ!!

お好み焼きはストレートにうまかった。
まさに直球、ストライクのおいしさだ。

しかもこれで290円。
(イカタマ+野菜大盛り)

今どきこんな金額で昼メシが済んでしまうって、驚異的ではないだろうか? また来よう。というか、ハマってしまいそうだ。あ、そうか。こうして頻繁に通っていたかたが、長崎を離れて懐かしんでいるというわけか。なるほどなるほどなるほど。

食べ物の不思議な魅力

私も実家の茨城(つくば)を離れて今長崎に住んでいるわけだが、帰りたくなる時はやはり地元の食べ物屋の味を思い出した時だ。「丸長」という店の辛〜いつけ麺を思い出して、何度食べに帰りたくなったことか。

食べ物には不思議とそういう魅力がある。

●お店データ

三ツ幸商店 (場所はこのへん

こちらは別の日に食べた野菜タマ、200円。
この道40年!だそうです。

 

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