まずは参加者集めから
ことあるごとに酒ばかり飲んでいるように思われがちなデイリーポータルZチームだが、案外下戸の方も多い。ついては下戸の皆さんに主旨を説明し「ぜひご参加ください」という内容の参加者募集告知を出した。
「○月○日、飲み会を開催します。ただし酒を飲むのは私(高瀬)だけです」 |
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いま改めて読んでみると、なぜだか微妙にムカつく文章である。そのせいもあってか「出席します」の返事をくれたのは4名のみだった。
残念だが、これでは私が思い描くような大人数での飲み会にならない。そこで、仕方なく新たな告知文を作成し追加募集をかけることにした。
「人数が集まらないので、飲める方も募集します。ただし酒を飲むのは私(高瀬)だけです」 |
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さらに腹の立つ文面になってしまった気がする。果たして酒飲みが、酒が飲めないと分かりつつ飲み会になど参加するものだろうか…と不安だったが、数度にわたる告知が功を奏したのか、なんとか飲み会が成立するだけの人数を集めることができた。
しかし、なまじ自分が酒を飲めるため、飲める他の3人に「ずっとお茶だけ飲んでろ」と言うのは大変忍びない。私なら、魅力的な酒のツマミを前に「ビール禁止」と言われたら、軽く殺意を覚えるだろう。殺意は大袈裟にしても、たぶん一生忘れないと思う。
そこで、この飲み会は2時間の時間制を導入することにした。当然2時間経ったら、お酒が飲める方はアルコール解禁となる。でも、それまで皆さんにはお酒以外のものを飲んでもらいますからね。
というわけで「ひとりだけ飲み会」の日がやってきた。 |