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東急メディアコミュニケーションズ


はっけんの水曜日
 
リアルなルアーで釣りに行こう

 

安藤 昌教



釣りの疑似餌、ルアーは本物の魚そっくりに作られている。

どれも魚っぽい。

ルアーは本物の魚に似せようとがんばって開発されてきたのだ。ということはその行き着く先はやっぱり本物の魚なのではないか。今回は究極のルアーともいうべくリアル魚ルアーを作って釣りに臨んだ。

 

まずは素材集めから

沖縄で見られる魚はただでさえ色鮮やかでプラスチックっぽい。


逆にルアーっぽい。

だけど今回目指すのは大きな魚を釣るためのルアーなので、できるだけ小魚の方がいいと思う。もっと地味で、食べちゃいやすそうな魚がいい。そういう基準から選ばれた魚がこちら。


串刺し。

シシャモ(しかも子持ち)そして


大量。

きびなご。きびなごはこれだけ入って200円だった。コストパフォーマンスのよさは市販のルアーの比ではない。

早速海で試してみよう。

 

お手本はやっぱり市販のルアー

僕は海釣りの経験がなかったので、今日は釣り好きの友達に同行してもらった。こちらが彼が使う市販のルアー。


小魚に似せて作ってある。

そしてこちらが僕が使うきびなご。素材こそ違えどぱっと見ほぼ同じだ。そしてどちらも本物の魚に見える。一方は本物なわけだが。


まさに小魚。

早速このきびなごをルアー化していく。まず中心に太めのワイヤーを通してしゃきっとさせる。


しゃきーん。

次にワイヤーに輪を作り、そこにフックを付けて。


あっという間に。

完成だ。こんなに簡単にスーパーリアルルアーができてしまうなんて。長年進化してきたルアーの歴史に幕を下ろした瞬間だ。


いかにも釣れそう。

 

疑問がわいてくる

試しに足元で水に泳がせてみた。すごい、見事に魚に見える。動かし方は僕の腕次第なわけだけれど、僕が大きな魚だったら見ただけでだまされて食べるね。


魚にしか見えない(魚だけど)。

きびなごでルアーを作っていると、同行した釣り好きの友達に「それって要するに餌釣りだよね」と言われてしまった。はっ!

なにいってんだ違うよ。

餌釣りは針に餌を付けるだろう。僕のは魚のように見える餌に針を付けているのだ。これを本物の魚だと間違えて(本物なんだけど)食べにきた魚をだまして釣ろうというのだからそれは立派なルアー釣りじゃないか。

実ははじめから頭の片隅に疑問はあった。それに気づかぬ振りをして海まで来たわけだが、いざ向き合って考えてみたらもう何が正しいのかわからなくなっていた。魚の形をしたルアーの材料が魚だったら、それは餌釣りなのか。それでもルアー釣りか。はて。

企画がボツになりかねない議論は一時中断して、ここはとにかくやってみようと思う。


 

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