ここで一休み、料理でもしましょう
そういったわけで、ゴキブリホイホイを擬態させたりなんかしながら記事は進んでいるわけだが、ゴキブリばっかりではせっかく読んでくださっている方に申し訳ないとも思う。
ここいらで、一つ私の得意料理でもふるまわせてください。まず、用意するのは中華なべ。
それから、この料理に一番大切なのは、中濃ソースです。
どうだろうか、ゴキブリホイホイ、またしても見事な擬態である。ゴキブリもうっかり調味料と間違えてひっかかりそうだ。さらに私も間違えて手を突っ込みそうである。
だめじゃないか。
いやいや、この原寸大の写真を切って貼るというだけのかんたんな仕組みでゴキブリホイホイがかなり自然に台所の風景に馴染むということが分かったのは大収穫だ。
さて、ごくまれに町なかでもゴキブリを見かけることがある。擬態ホイホイも家から飛び出して外の風景に馴染ませることもで可能だろうか。
野外で擬態させるコツ
と、ここまで順調な擬態ぶりを見せていたゴキブリホイホイだったが、ここへきて土の擬態に失敗した。
印刷した紙がてかてか光ってしまい、なかなか色が実物になじまない。アスファルトやタイルでも試してみたかったのだが、野外で光が反射する場所は擬態が難しいようだった。
地面でゴキブリホイホイを風景に馴染ませるには、太陽光の反射しない場所で行うべし。さらに写真に詳しい方に協力をあおぐとよいだろう。
いよいよもってして無駄な知識を、また一つ蓄えた。
そんな地面に対して大成功だったのがこちらだ。
木の幹にばっちり張り付いたゴキブリホイホイである。
残念なのは、木にいるのはゴキブリというより別の虫やリスなどの小動物だろう、ということだろうか。
木の幹にゴキブリが大発生! そんな未来がおとずれたとしたら、鋭意このように捕獲していこうと思う。
なんだか盛り上がって擬態擬態と思っているうちに木に貼り付けるというところにたどり着いていた。いや、こんなところにゴキブリ出ないから。
とはいえ私は、子供の頃から、擬態する昆虫や動物の資料を見るのが好きだったのだ。「え、どこにいるの?」「ここここ!」「わー!」なんて盛り上がって楽しい。
ゴキブリホイホイを擬態させたいという実用的なところから脱線したものの、見事な擬態を自分の手で実現させられたのは嬉しかったです。
たとえそれがゴキブリホイホイの箱だとしても!