路上は、野外である
午後に入り、ランナーでも駅などに急ぐ通行人の方でもない、お散歩を楽しむ風の人が増えてきた。絶好の商機だ。
が、だ。きたのである。雨が。しかも雷をともなって。
路上で本を売るということは・7 やはり天候に大きく左右される
ごろごろごろ……と遠くで雷の音がし始めてから、すぐに客足は途絶え、そうしてしばらくすると周りの店々が店をしまいはじめた。
結局、少し降り始めたところで片付けをはじめ、かつて店だった場所を離れるころにはありえないぐらいの豪雨と雷になっていたのだった。
そしてこの日を境に日本各地の天気は荒れ始め、4日後には土砂災害までも起きる大荒れの天気へと発展してしまった。
実は私は極度の雨女なのだった。
路上で本を売るということは・8 雨女、雨男の方には向かないことかもしれない
非難した喫茶店で、路上で本を売るということをまとめてみた。だいたいこんな感じだろうか。
売るためにはかなり現実的な努力を要し、 売れなくてもいいという意味でロマンチックで、 野外であるがために天候主導である。
雷の音を聞きながら、稲妻を窓の外に見て喜んだあと、雨の弱まったなかを帰りました。
そういったわけで、この記事を書いております古賀が参加している本「31」は路上では販売が思わしくなかったものの、ネットや一部書店で大好評販売中です。
短歌と絵と物語をおりまぜたうっかりおしゃれな本になっています。どうかひとつ「31」のサイトをのぞいてみてください! お待ちしています。ネットでも、路上同様の地道さで販売しております。
「31」 by ポエトリーブックス https://poetrybook.exblog.jp/m2006-06-01/#3819287