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フェティッシュの火曜日
 
東京 地下足袋の旅

土踏まずで六本木を再確認する

さて六本木ヒルズである。この人工的な一帯を、ペタペタとした足取りで再確認していきたいと思います!ペタペタ。

その前にピーコ、いやケーコのファッションチェック。


男たちの熱き挑戦、ということなのでそのようにポージングしてみた。

「この人、恥じらいを隠すポーズしてるのかもしれないけど、トーンは合ってますねー、黒い足袋に黒いパンツ?冒険しない分、安定した見栄えねぇ、そこにスポーティさを出すためにTシャツを持ってきたのも正解です、タオル頭に巻くくらいでもよかったんじゃないかしら?」 ( ファッション評論家ケーコ談)

うん、なんだか、日本大好きなフランス人とか普通にしそうなコーディネイトな気がだんだんしてきた、今。しかしまだこの時点で恥じらいは捨て切っていない。


ギャル達、惜しい。もうひと脱ぎ。

最初は指の割れ目が合わず、かなり痛かったが、すぐに慣れた。というか、足袋が足に合ってきた。

いろいろなオブジェクトを足の裏で確かめ、感触を再構築していく。


足のツボにちょっと刺激を。
まあゴム底のすべらないことすべらないこと。受験にはぜひ履いていこう!
「ハイヒールの敵」石畳も、適度な刺激。
足元にご注意。お互いにな!

「感触を再構築していく」 などと、エラくとんがってみたが、どうにも自分が偶蹄目の動物に見えてきてしょうがない。もしくはカラスとか。

裸足に直接足袋を履いたせいか、やけにそれが心地いい。
足の裏は、靴より確実にモノの感触をとらえている。


「わーい、土だ土だー!」 地べたの感触は人をコドモに戻す。
「ジャリだジャリだー、わーい」

ペタペタペタペタ。面白いったらありゃしない。動物たちも実はこういう感触を楽しみながら日々を送っている、と素敵だと思う。

やがて、私はある些細な変化を感じるようになる。


こちらは思いっきり土足のかた。

 

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