キッチンペーパーはどうだろう

色を付け、端を水につけて移動を見る。方法はコーヒーフィルターと同じだ。
しかし、さすが水を吸う為に作られた紙だ。
すごい勢いで水を吸い上げ、色を移動させ、移動させ……
結果、元の色もわからない程の移動。
分離して薄くなった色もよくわからない……

また叫んでもいいですか。

トイレットペーパーも試してみたいけど、ダメだよな、やっぱり。

画用紙に印刷は？

見慣れているアレ、ほらその画面の一番上の部分は何色でできているのだろう？
というわけで、Ｚくんを含むページトップを切り出して画用紙に印刷してみた。

これの端を水につけて、さてどうなるでしょうか……。

結果：画用紙は水をあまり吸わない。
分離もなにもできてない。
もう叫ぶ気力もないですよ。

さてモナリザ

とうとうタイトルにあるモナリザに挑戦だ。
模写をしたりして思い入れのあるこの絵、挑戦してみようじゃありませんか。

コーヒーフィルターが分離には適しているけれども、これに印刷なんてできないし……。
ということで、わたくし、稚拙ですが描いてみました。

誰だこれ。えらく気の強そうなモナリザだな。
まあ、一応水につけてみるか。

うん、もう叫ばない。私が間違ってた。

このままでは「表題に偽りあり」になってしまうので印刷をしてみた。
しかし画用紙は水を吸わないので、苦肉の策でキッチンペーパーに印刷だ。

この紙の端を水につけ、紙が下に付かないようにラップの箱に乗せる。
さて、どうなるか！

紙の端まで水が行き渡ったら、吊して干した。
その時にも下から色水が垂れてしまっていたので、移動し過ぎた色は流れてしまったことになる。その色水は赤紫だった。
そして干しあがったのがこれだ。

なんだろう、新しい芸術だろうか。
涙を流すマリア像のように、なんとなく神秘的な気がしないでもない。いや、やっぱりしない。

つまり、色水が垂れてしまい、移動しにくい色だけ残った、という感じになってしまった。
印刷で強く紙に吸着した元の画像はうっすらわかるが、それを滲ませて移動させた色は、綺麗に正確に分離することができなかった。

やはり名画は鑑賞するのが一番、なんてシメないぞ。
もっと分離に適した紙とそれ用の色素を使ったら、納得のいく結果になったはずだ。
まあ、こういう実験に適さない絵を選んだのは私なのですが……。