●気になる階段ファイル:その4 〜最後は天国〜
最後は天国である。 地獄を見た次は、天国を見てみたい。
そのあまりの“あんまりっぷり”に、一部の人々から 「天国への階段」とか称されている階段である。
「おや? 一見普通の坂に見えるが」 と思われるとかたも多いと思うが、よく見ると…
よく見ると、家と家との隙間に階段があるのだ。 それも果てしなく上に上昇している。 最初これが階段だとわかった時は我が目を疑った。
細い、そして長い。そしてわけわからん。
なぜこうなっていて、一体どこに向って伸びているのか? さまざまなクエスチョンマークを抱えながら、私はおそるおそる階段を登って行った。
階段の幅が狭いせいからか、見る者に強烈なインパクトを与える天国への階段。おとな一人分、すれ違いできないくらいの幅。それが果てしなく真っ直ぐ上に伸びている。
民家を抜けると、さらにその先は山の頂上へ向って伸びていた。あくまでも真っ直ぐ。幅は若干狭くなって。
気付くと、いつの間にか登山になっていた。 足元が狭くて、客観的に自分の立ち位置を確認できないが、横の景色から推測すると、相当高い位置をかなりの角度で登っていることがわかる。
山って普通、こんな風に直線では登らんだろう。
やがてすごい急角度な段を経た後、ゆるかな傾斜になった。頂上付近に着いたようだ。
いよいよ山っぽい
頂上には何が…?!
やがて前方に小屋のようなものが見えてきた。 一体何があるのか?
そこにあったのは「立入禁止」という札と金網だった。 水道局の施設ということは、どうも貯水施設のようだ。 高い位置から落差を利用して水を配っているんではなかろうか。
ミルクはどう見えるのか?
では最後に再び、普通のミルクがどのように変化して見えるのか、確認してみたい。階段が階段だけに、かなりの階段効果が見込めそうだ。
毒!これはもう毒!