千駄ヶ谷付近
原宿を抜け外延西通りをわたり、川は国立競技場の横を通っていく。
下水管はメンテナンスなどの問題でふつうは道路の下につくられる。こんなふうに道路を外れて普通の緑地の下を通るのは、そこに渋谷川の水路が通っているからこそなのだろう。
川の上流はここから先、中央線の線路をくぐり、外苑西通りを再びくぐって新宿御苑へ向かっていく。そのようすを辿ってみよう。
公園が荒れ放題
その先の児童公園がたいへんなことになっていた。
草が伸び放題で、鉄棒がうまっている。逆上がりでもしたら、手が草のつゆだらけになりそうだ。
こんな状態になっているのはたぶん偶然じゃない。そこを川が通るということは、つまり水があつまりやすい土地だということになる。しぜんに草も生え放題ということになるなのだろう。
さきほどの ・都会のまんなかにとつぜん細くてくねくねした路地があったらもと川と思え
にひきつづき、
・都会のまんなかにとつぜん草ぼうぼうの細長い路地があったらもと川と思え
というガイドラインを追加しておこう。
新宿御苑へ
そしてその先は新宿御苑につながっている。荒れ放題の緑地、そして地下の下水管を追って、新宿御苑へ向かう。